1月公開鑑賞予定新作映画②ブラインド・マッサージ/変魚路/トッド・ソロンズの子犬物語/牝猫たち他 | 映画時光 eigajikou

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1月公開鑑賞予定新作映画②

 

1月公開鑑賞予定新作映画①

TheNET網に囚われた男/ミューズ・アカデミー

壊れた心/人魚姫 他 ←クリック

 

 

1月13日(金)〜15日(日)

公開の新作映画から私が観たい映画をご紹介。

作品のタイトルをクリックすると公式サイトに行けるよう

リンクを貼ってありますので、

上映館情報などのチェックにどうぞ。

親切仕様にしました。てへぺろうさぎ

 

 

 

 

 

 

『ブラインド・マッサージ』←クリックで公式サイト

2014年製作 中国=フランス合作

 

監督  ロウ・イエ 
出演  ホアン・シュエン、 

チン・ハオ、 

グオ・シャオドン

 

南京の盲人マッサージ院を舞台に巻き起こる

人間模様を苛烈に描いた本作は、

2014年、第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞(芸術貢献賞)のほか、

台湾のアカデミー賞・第51回金馬奨で作品賞を含む6冠、

その翌年アジア全域版のアカデミー賞とも言われる

第9回アジア・フィルム・アワードで作品賞と撮影賞など数多くの賞を受賞。

視覚障害者の視点を体感するような映像と、

人間の本能をえぐるような衝撃的な物語が世界中で絶賛された。

 

この作品のポスターを懐かしく感じてしまったのは、

2014年のベルリン映画祭コンペ作品だったから。

もう3年経ってる。でも日本公開されて良かった。

ロウ・イエ監督だから

ハートウォーミングな映画ではありませんよ。

 

 

 

 

 

『静かなる叫び』

2009年製作 カナダ映画

 

監督  ドゥニ・ヴィルヌーヴ 
出演  カリーヌ・ヴァナッス、 

セバスチャン・ウベルドー、 

マキシム・ゴーデット

 

『灼熱の魂』や『プリズナーズ』

などを手掛けたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が2009年に製作し、

カナダのアカデミー賞と言われるジニー賞で

11部門ノミネート中、9部門の歴代最多受賞を果たした注目の1作。

1989年にモントリオール理工科大学で実際に起きた銃乱射事件を題材に、

突然の暴力に対する人間の儚さと深い心の傷をリアルに描く。

 

『メッセージ』←クリックで公式サイト

の日本公開が5月に控えた

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の日本未公開作です。

東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、

大阪・シネ・リーブル梅田で開催

「未体験ゾーンの映画たち 2017」で上映。

未体験ゾーンではあまり観れそうにないけど

この作品は観ます。

 

 

 

 

『天使にショパンの歌声を』←クリックで公式サイト

2015年製作 カナダ映画

 

監督  レア・プール 
出演  セリーヌ・ボニアー、 

ライサンダー・メナード、 

ディアーヌ・ラヴァリー

 

繊細かつ温かな人間ドラマの名手として知られ、

カナダ映画界を支えてきた女性監督レア・プール。

長編映画監督デビューから35年となる2015年、

映像作家として円熟期を迎えたレア・プールの最新作にして集大成が完成した。

国をあげて近代化が推進された1960年代のカナダ・ケベックを舞台に、

閉鎖に追い込まれた音楽学校を救おうと奮闘する女性教師と生徒たちの物語だ。

女性の権利や自由、社会進出はまだまだ認められていなかったこの時代に、

音楽の力を信じて、古い考え方や大きな権力に立ち向かう女性たちの生き方が深い共感を呼び、カナダのケベック映画賞で作品賞を含む最多6部門を受賞する。

さらに、自ら人生を切り開くという、現代にも通じる普遍的なテーマが絶賛され、

アジア、アメリカ、ヨーロッパ各国の映画祭でも拍車喝采に包まれた。

国境を越えて熱く支持され続けている音楽エンターテイメント。

 

カナダケベック州の公用語はフランス語です。

グザヴィエ・ドランもケベック州出身ネ。

フェミニストとしては観なくちゃな作品。

 

 

 

 

 

 

『トッド・ソロンズの子犬物語』←クリックで公式サイト

2015年製作 アメリカ映画

 

監督  トッド・ソロンズ 
出演  ダニー・デヴィート、 

エレン・バースティン、 

ジュリー・デルピー、

キーラン・カルキン、

グレタ・ガーウィグ

 

人間の卑小さや悲惨な人生模様を

独特のタッチで描き続ける奇才トッド・ソロンズ監督作。

1匹のダックスフントがアメリカ中をたらい回しにされながら、

飼い主たちのどうしようもない人生を見つめるブラック・コメディ。

ジュリー・デルピー、グレタ・ガーウィグら実力派キャストを迎え、

可愛いワンちゃんとひとでなしの描写の強烈な落差で魅せる。

 

トッド・ソロンズ のブラック・コメディです。

愛犬家は注意が必要かも。。。

 

 

 

 

 

『ネオン・デーモン』←クリックで公式サイト

2016年製作 米=デンマーク=仏合作

 

監督  ニコラス・ウィンディング・レフン 
出演  エル・ファニング、 

カール・グルスマン、 

ジェナ・マローン、

キアヌ・リーヴス

 

究極の美を追い求めるファッション業界の裏側に渦巻く欲望を、

白昼夢のような幻想的かつ煌びやかな映像で描き出した。

「美しさがすべてではない、美しさこそが唯一のものだ」と信じる、

命さえも美に捧げる者たちの行きすぎた情熱を、

ダークな大人のおとぎ話に仕上げた。

レフン監督は自身が浴びた賛否両論に対して、

「観客の心に刺さることで、彼らの一部になる目的は達成された」と不敵に笑う。

 

賛否両論を巻き起こしたと言っても

否の方が多かった感じですが、

私はレフン監督作は観ておきたいのです。

 

 

 

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『変魚路』←クリックで公式サイト

2016年製作 日本映画

 

監督  高嶺剛 
出演  平良進、 

北村三郎、 

大城美佐子

 

ナント三大陸映画祭でグランプリに輝いた『ウンタマギルー』を始め、

沖縄を舞台に作品を手掛けてきた高嶺剛監督の18年ぶりの劇映画作品。

自殺願望者の“生き直し“事業を営むふたりの男の旅を、

虚実入り混じった摩訶不思議な映像世界の中で描く。

沖縄芝居の重鎮、平良進と北村三郎が主演を務め、

沖縄民謡の大城美佐子や歌手の川満勝弘らが共演。

 

シアターイメージフォーラムでは

『変魚路』公開に合わせて高嶺剛監督特集

14日〜20日「高嶺剛映像の乱反射」開催。

行きたいけど来週はイスラーム映画祭2もあって調整悩むよ。

 

 

 

 

 

『牝猫たち』 ←クリックで公式サイト

2016年製作 日本映画

 

監督  白石和彌 
出演  井端珠里、 

真上さつき、 

美知枝

 

日活が展開しているロマンポルノリブート・プロジェクトから生まれた1作。

『凶悪』の白石和彌が池袋を舞台に、

デリヘル嬢ら今を生きる女たちの生と性を描く。

主演は『ローリング』の井端珠里が務め、

ロマンポルノの女王、白石和子がカメオ出演。

白石監督が敬愛する田中登監督のロマンポルノの名作『牝猫たちの夜』に

オマージュを捧げた。

 

先週塩田明彦監督『風に濡れた女』観ました。

抜けるポルノか分からないけど面白かったなあ。

 

 

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『ジギー・スターダスト』 ←クリックで公式サイト

1973年製作 イギリス映画

 

監督 ドン・アラン・ペネベイカー

出演 デヴィッド・ボウイ

 

1972年2月から73年7月にかけて、

「5年後に滅びようとする地球の救世主ジギー・スターダスト」

という物語を引っ提げ、

25歳のボウイは、クィーン・エリザベスⅡ世号に乗船し

イギリス、アメリカ、日本を巡る1年半の長期ツアーを決行した。

そして73年7月3日、

ロンドンのハマースミス・オデオン劇場での最終公演。

華やかで妖しいグラム・ロックの寵児ボウイは、コンサートの最後で、

突然自らグラム・ロックを葬り去るのだった。

監督は、ハンディカメラと同時録音によるドキュメンタリーの第一人者で、
すでにボブ・ディランやジョン・レノンを撮影し、

ゴダールとも仕事をしていた、

D.A.ペネベイカー(2012年アカデミー名誉賞受賞)。
衣装は、71年に日本人として初めて

ロンドンでコレクションを行った27歳の山本寛斎。

ジギーの物語と言葉の意味が伝わりやすいように、

初めて全曲に新訳で歌詞字幕を挿入。

字数制限のある中、ボウイの意図を簡潔に表現した翻訳は、
元ミュージシャンでもある寺尾次郎。

 

寺田倉庫で開催中の

デヴィッド・ボウイの回顧展『DAVID BOWIE is』

に合わせた公開ですね。

 

 

今週末からユーロスペースで始まる

「イスラーム映画祭2」に通うし、

ここで紹介した作品を観るのは先になるけど、

なるべく観たい作品ばかりです。

この記事の作品紹介はぴあ映画生活

Movie Walker、各映画の公式サイト参照。

 

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今日は 「シアターコクーン・オンレパートリー2017」

『世界』(作・演出:赤堀雅秋『葛城事件』)券買ってあったのに

キャストにインフルが出て公演中止でがっかり大泣きうさぎ

 

 

今週劇場鑑賞した映画

『アイアン・プッシーの大冒険』

 

『湯を沸かすほどの熱い愛』

 

 

猫帽子のエルたんとキティ帽子のダコたん姉妹オッドアイ猫