5月公開鑑賞予定新作映画①ヴィクトリア/すれ違いのダイアリーズ/ひそひそ星/あめつちの日々 他 | 映画時光 eigajikou

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5月公開鑑賞予定新作映その1

5月7日(土)~14日(土)までの
5月上旬公開新作映画から
私が観たい作品の
予告動画、チラシ画像、あらすじなどをご紹介。


『ヴィクトリア』(鑑賞済み)

『64-ロクヨン- 前編』(鑑賞済み)

『すれ違いのダイアリーズ』

『ひそひそ星』

『ファブリックの女王』

『ヘイル、シーザー!』

『マクベス』


ドキュメンタリー映画

『あめつちの日々』

『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』

『カルテル・ランド』

『サンマとカタール~女川つながる人々』

『園子温という生きもの』

『ふたりの桃源郷』

『LISTEN リッスン』

『わたしの自由について~SEALDs 2015~』

















↓『ヴィクトリア』予告動画


『ヴィクトリア』

監督:ゼバスティアン・シッパー
出演:ライア・コスタ、 フレデリク・ラウ、
フランツ・ロゴフスキ

昨年の東京国際映画祭でも上映されていましたが、
私は11月にドイツ文化会館での特集上映
「2015ドイツ映画映像の新しい地平」で観ました。
昨年のベルリン映画祭銀熊賞(カメラマンのグレーヴレン)。
そしてドイツ映画賞(アカデミー賞にあたる)主要部門を独占。
本作は、ベルリンのある朝方、
クラブで出会ったスペイン人女性ヴィクトリアと
若者4人の行動、銀行襲撃の顛末138分を
ワンカットで撮り切った
噂の作品です。
『バードマン』はワンカットに見える手法で編集していましたが、
この『ヴィクトリア』は
ガチで本当にワンカットの長回しで全編を撮っています。
「観て体験する」しかない映画ですよ!
自分の目で確かめる価値が充分にあります。
撮影手法を誇示してはいません。
この138分のドラマを表現するために、
撮影中の予期できないハプニングへの対応も含め
ワンカット手法を完遂する実験性が
スリリングなエンタメ性に昇華されています。
3テイク撮って成功したのが
このバージョンだそうです。
現実時間138分と映画の上映時間138分が
全く同じなわけですが、
138分間に起こったこととは思えない
充実した体感時間がありました。




『64-ロクヨン- 前編』

監督:瀬々敬久
原作:横山秀夫
出演:
佐藤浩市
綾野剛
榮倉奈々
瑛太
三浦友和
永瀬正敏
吉岡秀隆
仲村トオル
椎名桔平
滝藤賢一
奥田瑛二
夏川結衣
緒形直人
窪田正孝
坂口健太郎
筒井道隆
鶴田真由
赤井英和
菅田俊
烏丸せつこ
小澤征悦
金井勇太
芳根京子
菅原大吉
柄本佑
宇野祥平
菜葉菜
三浦誠己
嶋田久作
小橋めぐみ

試写会で観たのに記事を書いていません(><;)
昨年放送のNHKドラマより前からの企画でしたが、
映画公開は1年遅れで。
私は原作未読、ドラマも見ていません。
ついでに言うと
近年流行の『前編/後編』映画を観ていないです。(^o^;)
この豪華キャスト大作で
それぞれのキャストに見せ場があり、
菜葉菜さん宇野祥平さんにも存在感がありました。
佐藤浩市は昔の野心ギラギラ感が
あったころを想起する演技。
前編は長い前フリ感はあるので、
よどみなくが~っと進んで、
ハイ、では、ここまで!後編を見てネ(o^-')b
です。
これは観るなら『前編/後編』一気観したいと思っていたけど、
試写会が当たったので観ることになりました。

瀬々敬久監督はつげ忠男の漫画「成り行き」の映画
『なりゆきな魂、』既にクランクアップしています。
自主企画の『菊とギロチン』制作への追い風にも
『64 前編/後編』ヒットを期待したいところです。




↓『すれ違いのダイアリーズ』予告動画


『すれ違いのダイアリーズ』

監督:ニティワット・タラートーン
出演:スクリット・ウィセートケーオ、
チャーマーン・ブンヤサック、 スコラワット・カナロット

タイの水上小学校を舞台に、
僻地に赴任した青年教師と女性教師の
不思議なめぐり逢いのドラマ。
楽しみにしている作品です。






↓『ひそひそ星』予告動画


『ひそひそ星』

監督:園子温
出演:神楽坂恵、
遠藤賢司、 池田優斗

園子温監督が20代の時に書き留めていた
オリジナル・ストーリーを自主映画として映像化。
スタジオに大きな宇宙船のセットを組み、
福島県富岡町・南相馬・浪江町でロケを敢行。
地元の人々の協力を得て、記憶と時間、距離への焦燥を、
声のトーンを落とした独特の台詞回しで描き出す。

園監督作品は映画監督デビューの頃から観てきたけど、
昨年公開された作品は観なかったのです。
本作は楽しみにしていました。
私の好きなワタリウム美術館で
園子温 展「ひそひそ星」やっているので
映画観てから行きます。






↓『園子温という生きもの』予告動画


『園子温という生きもの』

監督:大島新
出演:園子温、 染谷将太、 二階堂ふみ

『情熱大陸 映画監督・園子温』を手掛けた大島新監督が、
地上波で伝えきれなかった園自身の面白さを、
染谷将太、二階堂ふみ、神楽坂恵ら
彼のゆかりの人物の証言を交えて描き出す。

情熱大陸見てないので、
映画ができて良かったです。f^_^;
ドキュメンタリー映画はこのあと
載せますが関連作で先にしました。






↓『ファブリックの女王』予告動画


『ファブリックの女王』

監督:ヨールン・ドンネル
出演:ミンナ・ハープキュラ、
ラウラ・ビルン、ハンヌ=ペッカ・ビョルクマン

北欧を代表するファッション・ブランド
“マリメッコ“の創業者アルミ・ラティアの人生を描いたドラマ。
アカデミー賞外国語賞を受賞した『ファニーとアレクサンドル』で
プロデューサーを務め、
初期のマリメッコ役員でもあったヨールン・ドンネルがメガホンを執り、
50年におよぶ構想期間を経て、
アルミのパワフルな人生を彩り豊かに切り取った。






↓『ヘイル、シーザー!』予告動画


『ヘイル、シーザー!』

監督:ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン

出演:ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー
アルデン・エーレンライク、レイフ・ファインズ
スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム
フランシス・マクドーマンド、ジョナ・ヒル
ヴェロニカ・オソリオ、ティルダ・スウィントン
ヘザー・ゴールデンハーシュ、アリソン・ピル
クリストファー・ランバート

1950年代のハリウッド黄金期を舞台に、
撮影スタジオの“何でも屋“が
個性派スターたちを巻き込み、
世界が注目する難事件に挑む。

これは楽しみにされてる方多いのでは?
私も楽しみです!






↓『マクベス』予告動画


『マクベス』

監督:ジャスティン・カーゼル

出演:マイケル・ファスベンダー、
マリオン・コティヤール、パディ・コンシダイン
デヴィッド・シューリス、ショーン・ハリス
ジャック・レイナー

シェイクスピアのマクベスをファスベン主演で。
ファスベン大好きなので何度か紹介してます。
昨年のカンヌ映画祭のコンペ出品作品でもありました。
『マクベス』映画は
オーソン・ウェルズ版しか観てないです。
ポランスキーのは観てないなあ。
マリオン、パディ・コンシダイン
デヴィッド・シューリス共演で楽しみです。



ファスベンとコディ・スミット=マクフィー共演の
「スロウ・ウェスト」も以前紹介したけど、
劇場未公開でWOWOWのジャパンプレミアで
もう放送されたから観ましたよ。
昔のテクニカラーのようなルックで
ビターな青春ウェスタンでした。
ファスベンカッコイイしね(^ε^)♪
ベン・メンデルソーンの
ヤサグレたワル役もイイです。


怪しい2人!?(笑)


劇場で観たかったな。未公開が残念。
また、できれば感想記事書きたいのだけど。

↓「スロウ・ウェスト」トレーラー


『ザ・ロード』でヴィゴの息子役だった
コディ・スミット=マクフィーもう19歳( ̄□ ̄;)!!




踊るヴィゴとファスベンニコニコ


って無理やりヴィゴ出してる!?にひひ

以下は公開数が多いドキュメンタリー映画です。





↓『あめつちの日々』予告動画


『あめつちの日々』

監督:川瀬美香
出演:松田米司

『紫』の川瀬美香監督が、
沖縄本島・読谷村の陶工・松田米司と、
島に暮らす人々に迫ったドキュメンタリー。
松田ら4人が共同で制作し、
日本中から若い陶工が集まる読谷山焼北窯。
古き良き沖縄の姿をとどめるその窯で、
自然と向き合いながら焼物を生み出してきた陶工たちの姿や、
土と共に生き、伝統を未来へつないでいく島人の暮らしを映し出す。






↓『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』予告動画


『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』

監督:古居みずえ

『ぼくたちは見た-ガザ・サムニ家の子どもたち-』の
古居みずえ監督が、
原発事故の影響で現在も仮設住宅で暮らす女性たちに
密着したドキュメンタリー。
事故により全村避難となった福島県飯舘村。
そこで暮らしていた79歳と78歳の女性ふたりが、
悲しみを抱えながらもたくましく生きている姿を通して、
福島の“これから”を見つめ直していく。






↓『カルテル・ランド』予告動画


『カルテル・ランド』

監督:マシュー・ハイネマン

キャスリン・ビグロー監督が製作総指揮を務めた、
センセーショナルなドキュンタリー。
メキシコの麻薬戦争の実態を、
現地にカメラを持ち込んで生々しくとらえていく。
麻薬カルテルに牛耳られた町の無法地帯化、
それに立ち向かう自警団の内部の腐敗、
巻き添えを食らう市民の悲劇など、
多角度からその惨状を浮き彫りにする。

昨年の『皆殺しのバラッド 
メキシコ麻薬戦争の光と闇』を見逃したので
これは観たいです。
『AMY エイミー』(7月16日(土)公開)が
最有力視されてましたから、
アカデミー賞最有力の宣伝は
強気すぎたかなと思いますけど。(^o^;)






↓『サンマとカタール~女川つながる人々』予告動画


『サンマとカタール~女川つながる人々』

監督:乾弘明
ナレーション:中井貴一

東日本大震災の被災地、
宮城県女川町で復興にかける人々の姿を捉えたドキュメンタリー。
住民の1割近くが犠牲となり8割以上が住まいを失った女川町。
甚大な被害を受けつつも
新たな女川を生み出そうと若者たちが結集し、
今では復興のトップランナーと呼ばれている。
どのようにして絶望から立ち上がったのか。
2年間に渡る復興の軌跡を映し出す。






↓『ふたりの桃源郷』予告動画


『ふたりの桃源郷』

監督:佐々木聴
ナレーション:吉岡秀隆

山口県のローカルテレビ局が、
電気も水道もない山奥で自給自足の暮らしを試みた老夫婦と、
その家族の姿を足かけ25年間追い続けたドキュメンタリー番組を
1本の映画にまとめた。
1組の夫婦が土ととも生きることにこだわり続けた思いと、
両親を支えた娘たちのドラマから、
生きるために大切なことや“受け継ぐ“
というテーマが浮かび上がる。






↓『LISTEN リッスン』予告動画


『LISTEN リッスン』

出演者全員がろう者で、
音を一切使わずに製作されたアート・ドキュメンタリー。
自身もろう者の新鋭・牧原依里と舞踏家・雫境(DAKEI)が
共同監督を務め、
身体表現に魅せられたふたりが
“ろう者の音楽“をテーマに映画を探求していく。
手話を始めとした全身の身体表現により視覚的に音楽空間を創造し、
音楽を“映像化“させた実験的作品だ。






↓『わたしの自由について~SEALDs 2015~』予告動画


『わたしの自由について~SEALDs 2015~』

監督:西原孝至

安保関連法案を巡って揺れた2015年夏の日本。
憲法解釈を変えて日本の方針を180度転換させようとする
安倍政権に抗議の声を上げ続けた学生団体SEALDsの活動と
メンバーに密着したドキュメンタリー。
日本全体の意見が二分される中で、
やむをやまれぬ思いでまったく新しいデモを模索した
若者たちの激動の夏から、日本の未来が垣間見える。



ドキュメンタリーの公開本数が多くて
観たいと思っている作品をピックアップしましたが、
全部は観れないでしょう。(^_^;)

余裕があったら観たいのは、
『殿、利息でござる!』
『追撃者』
です。





新作紹介はぴあ映画生活、
公式サイトを参照しました。


特集上映
ケイズシネマ「台湾巨匠傑作選2016」
角川シネマ有楽町のエリック・ロメール監督特集上映
「ロメールと女たち」
シネマヴェーラ渋谷「孤高の天才・清水宏」
国立近代美術館フィルムセンター「EUフィルムデイズ」
で、観たい作品を観る予定です。

今日までのGW中はイタリア映画祭に通って
14本観ました。
一般の劇場で観たのは
『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』
の1本だけです。

イタリア映画祭では
4日に観た
エットレ・スコーラ監督追悼特別上映で
ソフィア・ローレンとマルチェッロ・マストロヤンニの
『特別な日』(4Kデジタル完全修復版)
初めて見た作品で傑作でした。





5日に観た『オレはどこへ行く?』
イタリア映画興行収入で歴代トップの
大記録を打ち立てたコメディーですが、
これがブラックですごく面白い!
声を出して笑ってきました!にひひ

イタリア映画祭もまだ書いていない
作品の感想を書きたいです。





鑑賞した映画の短評は↓

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に鑑賞後随時投稿しています。
ぜひ読んで下さい。

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Captain Fantastic
ヴィゴ・モーテンセン新作「キャプテン・ファンタスティック」
マット・ロス監督





ソフィア・ローレンとネコ(^・x・^)