アラン・レネ監督死去14年ベルリン映画祭アルフレート・バウアー賞受賞ライフ・オブ・ライリーが遺作 | 映画時光 eigajikou

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アラン・レネ監督91歳 3月1日にパリで死去


アラン・レネ監督


アカデミー賞の発表が始まりましたが、
この記事を先にUPしますネ。
アラン・レネ監督も1948年に短編映画“Van Gogh”(ファン・ゴッホ)で、
アカデミー賞短編映画賞受賞しています。

幼少の頃から映画や漫画に熱中し、43年に映画高等研究所に入る。
45年から兵役に就き、
除隊後に16ミリで美術を中心にした短編を撮り続ける。
48年の短編“Van Gogh”が1950年のアカデミー賞短編映画賞を受賞、
55年のアウシュヴィッツ収容所を題材にした
短編「夜と霧」で名を知られるようになる。
59年の初の長編「二十四時間の情事(ヒロシマ・モナムール)」
が世界的に反響を呼び、
以後「去年マリエンバートで」、「ミュリエル」などを発表、
ヌーヴェル・ヴァーグ時代の“セーヌ左岸派”の代表と言われた。
他に「薔薇のスタビスキー」、「プロビデンス」、
「アメリカの叔父さん」、「メロ」などがある。
(allcinema)

2月に行われた2014年第64回ベルリン国際映画祭で
アルフレート・バウアー賞受賞

『Aimer, boire et chanter /Life of Riley
ライフ・オブ・ライリー(英題)』
フランス
アラン・レネ監督
出演:サビーヌ・アゼマ、サンドリーヌ・キベルラン、
カロリーヌ・シオル、アンドレ・デュソリエ、
イッポリト・ジラルド、ミシェル・ヴュイエルモーズ







↓トレーラー


劇作家アラン・エイクボーンの戯曲
「ライフ・オブ・ライリー」の映画化。
アマチュア劇団に所属する夫婦たちを描くコメディー。
ベルリン国際映画祭初代ディレクター
アルフレート・バウアーの名前が冠されたこの賞は、
映画の新たな視点を開いた作品に授与されます。
91歳のアラン・レネ監督の衰えない制作意欲に脱帽。
難解じゃない、2009年の軽やかな作品のレビューあります。
『風にそよぐ草』←クリック
風にそよぐ草 [DVD]/紀伊國屋書店



アラン・レネ監督は授賞式は欠席したので、
代理でアンドレ・デュソリエとプロデューサーのジャン=ルイ・リヴィが
トロフィーを受け取りました。



若き日のアラン・レネ監督


↓1948年の短編“Van Gogh”アカデミー賞短編映画賞受賞作品



↑アラン・レネ監督作品常連のサビーヌ・アゼマと↓




↑2012年カンヌ映画祭で。
この年の6月で90歳になりました。若いです(ノ゚ο゚)ノ


アラン・レネ監督の作品の中で、
難解な作品として有名な『去年、マリンエンバート』で
去年マリエンバートで [Blu-ray]/ジェネオン・ユニバーサル


『去年、マリンエンバートで』について
納得できる解説に出会ったことがないですが、
映画時光さんはどうですか?
といった感じのコメントを戴いたことがありました。
これ、ビデオでしか見てないし、
この偏差値高い難解な作品を、
私が解説できるわけない(苦笑)
それで探した解説が町山智浩さんの、
解説←クリックでどうぞ!
これがとても分かりやすく勉強になります。
映画を観るにも教養が必要だなあと思い知りますが(苦笑)

ベルリン映画祭はアラン・レネ監督は参加せず、
代理人がトロフィーを受け取ったので、
ちょっと心配でした...
映画の新しい視点を開いたとされる作品が受賞する
アルフレート・バウアー賞。
まだこれからも新作を撮ってくれると期待していたので残念です。
ご冥福をお祈りします。


『かしこい狗は、吠えずに笑う』

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