石上神宮~大峰山寺~吉水水分神社~ちょっとだけ奥駆け道を通り~ 水分神社~檜原神社ちょっとだけ山野辺の道を歩き大神神社ついでに途中の怪しいお寺 狭井神社 2泊三日の超充実な旅 不思議一杯でした

 

12月も押し詰まった頃 奈良から吉野を周ってきました

奈良は修学旅行以来初めてです

そのときの思い出はなれなれしい鹿だけでした


きちんとした計画は例によって立ててはなく 今回もまた行き当たりばったり 

とりあえず3人全員パンプル・ムース守護石は持っているのできっとうまくいくだろう との漠然とした楽観的期待だけは持っていました
一日目にとりあえず吉野まで行って 2日目奈良 三日目うまくすれば京都も??


さて 午後一奈良に到着 まずお昼を食べながら協議?WさんとYさんで列車時間など調べたら JRの切符を使うと吉野まで思ったより時間がかかりそう しかし往きの分はすでに購入済み

急遽今日は一番メインの石上神宮に行ってしまおうとなりました(早くも思惑はずれた~)


石上神宮の拝殿に参拝しているとき 神様が呼んでいる気がして「ご祈祷をお願いしたいのだけれど」と言いますと二人とも即座に賛成してくれました
例によって国家安泰でお願いしました
祝詞の中でそのことに関連する文言を盛り込んでくださり ありがたく 拍手の音も良く退出時にかすかに微笑んだ感じがとてもよかった神主さんでした

私は神主さんの拍手の音がよくないとがっかりします

 

「ウオーターサウンドイメージ」という本を読みましたが(読んだというよりは写真をながめた)特定の周波数が常に同じ図形を創りだす そうして花も動物ももしかしたら宇宙の形態も含め 自然界はすべてその法則にしたがっている ということのようです(クラドニ図形)

音はとっても大事です これでみますと人間の体内の水分はそのときどきの周波数(音)で刻々と形を変化させている ということになります

なんだか恐ろしくなりました


奥~のほうに人の背丈ほどもある巨大なお鏡が見えました

お鏡好きの私としては昇殿?したかいがあったな~


同道された方にお伝えくださいという神様のお言葉

「隣人(身近な方)のために為すことはイコール世界のために成したことと同じである」
下され物はお札 白木のお箸 とろろ昆布でした


二日目 

朝早く金峰山寺へ行くため8時頃宿を出てバス停にいきましたら 始発が9時5分
30分以上待たねば どうしようか などと言っていたらバスが来ました
あれじゃない?中で座ってられたらいいね~ ドアが開き「どこまでいくの?」と運転手さん
金峰山寺まで と言いますと「行ってあげるよ 3人で1080円ね」
ええ~っ!まだ30分あるんですけど~
バスは走り出し 終点の金峯山寺まで貸切ノンストップ
ありえない~バスの時間外運行~

「神様がお呼びだから~」ということで

 

お寺に上がり早速ご祈祷申し込み その後見学しているとお経が聞こえてきました
とってもいい声で3人とも始まっちゃった~と大急ぎで本堂正面に行きますと ダウンジャンパー姿のおじさんが唱えていらっしゃいます
教本も持たず次々と数種のお経を唱えられ 印も組まれて御真言も鮮やか
終わって立ち上がられたとき 「お坊様ですか?」と尋ねましたら そうです とのご返事でした


そのまま本番を待って座っていましたら ご祈祷は1日1回のみで2時 ということでした
時間ありすぎます
近くの吉水水分神社に行ってくる事にしました
途中たった1軒だけ開いていた食堂で葛しるこを飲んで一休み おいしかった~
あまりのおいしさに帰りにも寄りましょうと意見が一致


時期的なせいでほとんどすべてのお店は休業 開いていたのは雨が降り出したために傘を買った修験者用品の店とこことあと一軒くらい
なぜ修験者用品の店(売っていたのは法螺貝 木魚・・欲しかった~ 錫丈 鹿皮の腰当などなど超マニアック)にかさ~?
などと思いつつ らっき~
戻って寺内のお休みどころで一休み
暖房ありお茶までありで 椅子は3脚ちょうど まったりと時間をつぶしていよいよもう一度本堂に


ここも雨引き観音さまと同じで 左手にあるお不動様の前の護摩壇での修法
お経だけかと思っていたら 火好きの私としては嬉しい~ 3000円です 一人千円ぽっきり
参列していたのは私たちだけで修法あとも修験者さんは30分ほどいろいろお話くださいました
「山中を駆けているときなど 不思議を経験されたことがおありですか」
と尋ねましたら皆様 いろいろあるそうです
この方は怖いことを何度も体験されたそうで あまり話したくはない ということでした


下され物はお札のみでした
その後先ほどの食堂に行きご飯
二人は葛入りうどん わたしは天丼 (すべて護摩豆腐付き)わがままにたべられる物のみで作ってくださいました
(アレルギーは随分良くなって今年は食べられるレパートリーが増えました てんぷらもその一つ 飲水療法 エアナジー AWGのおかげです)
店主が400円するコーヒーを振るまってくださり感激
どれも本当においしくて吉野に来れることがあったら必ずまた寄ります 「静亭」さん


さてそこで ここから歩いて50分かかるという水分神社にいこうかどうしようか 随分迷いました
行くことに決めた その決め手は最前のバスの運転手さんの言葉
「行ったほうがよいところは3つある 一つは金峯山寺 一つは水分神社 そして吉水水分神社ここは是非行きなさい道は良いから大丈夫」


死にそうなくらいくたびれました
急な坂道を延々と1時間半以上かかったと思います

土地の人なら30分だそうですが・・・・
景色はすばらしかったです


雨はとうに止んでしまいこの重いジャンプ傘 どうしたらいいのと困っていたけれど
初めて傘を購入した意味がわかりました
重いだけあって結構頑丈で すばらしい杖となってくれました

あの修験者用品の店にこういう丈夫な傘(お値段は400円安い!)があるのは杖代わりに使用せよ ということでしょうか
杖があると坂道は楽と始めて実感しました

Mさんは法螺貝が買いたかったそうですが 重いしあきらめて金峯山寺でちっちゃな手のひらサイズのを買っていました 

今回の旅では全員いつになく財布の紐がゆるんでいました


途中ほんのちょっとだけ奥がけ道を使うことができました
土の道の気持ちよいこと これだけで少しは苦労したかいがあったというものです
神社はかなり立派なのに人気がなくさびしかったです
常駐の神主さんが居なくなって 兼任のかたが朝に夕に来られて開け閉めをなさっているそうです
真四角に囲われた庭にいるうちに縁に置いてある太鼓や幣が目に付きました
早速縁に上がらせていただき 太鼓は撥がなくて叩けませんでしたが 幣を取って自分と他の方に祓いをしました
Wさんはとても寂しい感じがしていられないとそうそうに行ってしまいましたが 私は神庭に遊んでいる気分になり
縁の上には陽が射してきて気持ちよかったです
くだりは楽でした


30分に1本のバスに間に合うよう急ぎましたが バス停そばのおみやげ物やさんがいくつか開いていたのでしっかりそこも覗き 着くとまたもやバスが待っていました


少々時間前だと思いましたが そこは来たときと同じ運転手さん 時刻表など気にせず発車

またもや貸切ノンストップ
駅に近ずくと特急列車が入線しているのが見えました
あと4分では間に合わない あきらめて次のにしようといっているうちに バスは改札すぐそばまで行ってくれ 間に合ったんです


運転手さんは天川のお生まれで そこから通ってきているそうです
私たちが吉水水分神社まで行ったこと 金峯山寺で護摩をお願いしたことに なんだかとても満足そうでした
導きの神猿田彦のような ヤタガラスかと思うような運転手さんでした


特急電車の中もほとんど私たち3人だけでした
さすがに電車はノンストップというわけには行きませんでした
この日は奈良観光ホテルに宿泊 例によってお部屋はワンランクアップ 広い部屋にしてくださいました
朝食も本当においしかった

 

3日目 
この日は二手に別れました
私とYさんは檜原神社~大神神社 Wさんはかねて行きたかった浄瑠璃寺と市内散策


今迄行ったすべての中でどこよりも心打たれたのがここ檜原神社でした
文字通り心が洗われたと感じました
簡素な拝殿の奥を掃除していた禰宜さんに垣の外と内では空気が違いますか? とお聞きしましたら「私はよくわかりませんが そういう風に言う者もいます」とのことでした


その後「山之辺の道」を辿り大神神社へ

道の途中にあるお寺にMさんは大枚千円を奉納していました

弘法大師さまが祭られているし(Mさんは高野山にご縁があります)~ 凝ったつくりの境内なのになんとなく管理が行き届かないのか財政難か 少々荒れた感じです

有名以外のところはみな こんな風なのは寂しいですね~

だからといってなにもできませんが・・・


檜原へのタクシーの運転手さんが歩けますよ とおしえてくださったとおりに素敵な散歩道でした
駅に戻りましたらその運転手さんが客待ちをしていて 歩いてきましたとご報告 にこにこしてよかったといってくださいました

 

かの地に居る運転手さんはみなさん導きの神が宿っているのでしょうか?