ドラマ『ジャンヌの裁き』最終回第8話

 

『ジャンヌの裁き』最終回まで全話見逃し配信中!

 

 

 

ドラマ『ジャンヌの裁き』最終回第8話前編

 

 

 

佐和子はまとめた原稿をもって会場へ向かいましたが、階段室で上司に呼び止められ、行く手を阻まれ、佐和子が行こうとすると会社を辞めるのかと脅しましたが、佐和子は、辞めません、そういう時代じゃないと平然と答えてそのまま会場に向かいました。
 

 

 

佐和子は優しそうなかわいい女性の様に見えますが上司に対して毅然とした態度ではっきりと意見を言うところは芯の強さを感じます。上司もなにも言い返せませんでした。

 

やめる覚悟だと言うと思ったのですが、辞めませんと言ったのには思わず笑ってしまいました。気持ちよかったです。
 

 

 

庄司議員はさすがは大物です。何があっても動じず対処しますが汚い手を使うので腹立たしいです。こんな男を尊敬し、国に必要な大切な人だと思っている人がいることが信じられません。

 

 

桧山の様に自分の出世のために従順なふりをして従っているのが見え見えの方が納得できます。
会場の壇上に庄司が現れ、桧山が袖で控えています。
 

 

 

式が始まり、会場に入った検察審査会の審査員たちは壇上前に横一列に並び審査員・鳥井千加子が就任式の前に私たちの話を聞いてくださいと報道陣たちに呼びかけました。
 

 

国有地の前に甲野美弥が立っていて、死んだ夫の事を思い出しています。
近藤弁護士が声を掛けると、美弥が話し始めました。
 

 

 

6年前の事件の後、夫はずっと悩んでいたが美弥には何も話さずに自殺した。

 

 

検察審査員に選ばれて、いろいろな事案に触れて、権力に踏みつぶされている人たちが大勢いることを知り、夫もそのことに気付き庄司議員の為ではなく、国民のためになるべきことをすべきではないかと思ったのではないかと。
 

 

 

近藤弁護士は検察審査員たちが桧山の検事長就任式を阻止しようとしていることを伝えました。
会場に向かっている佐和子の前に寿が現れました。涙を浮かべています。
 

 

 

甲野美弥は検察審査会の仲間を裏切っていたので性格の悪い女性で何か悪いことに関わっているのではないかと思っていましたが、夫を愛している優しい人で庄司に戦いを挑もうとしている近藤弁護士を心配していました。今は再び検察審査員の仲間になりました。
 

 

 

会場では剛太郎が会場の報道陣たちに、自分たち審査員が検察審査会を通して桧山検事がやってきた不正を知ることになったと話し、桧山が変えてきた事件の内容を具体的に説明しました。

 


桧山が立ち上がり、もういい、追い出しなさいと指示しましたが、会場からもっと聞きたいと言う人が次々と現れ幹事長の庄司は話を続けることを許可しました。

 


剛太郎は話を続けて、桧山が検事長になるのを止めてください、力を貸してくださいと懇願し、審査員全員が頭を下げて、頼みました。
 

 

 

近藤弁護士とファイルを持った甲野美弥が会場に入ってきて、ファイルには桧山検事が不正を働いた証拠が入っていると話しました。
会場の記者からどういうことかと質問され美弥は夫、桧山検事、庄司議員の3人の関係について詳しく説明しました。
 

 

 

庄司議員はとぼけて、桧山に問いかけ、桧山は会場の記者席に向かって深々と頭を下げて詫びた後で、

この件に関しては全て部下の塩川の仕業だと言って知らなかったとはいえ上司の自分にも責任があると言い、

自分と庄司議員には何ら後ろ暗いところはないと言い切り、

 

 

塩川を警察に連行するように指示しました。
 

 

 

部下がやったことだとか秘書がやったことだとか、よくある話です。

 

こんなことは世間が許してはいけないと思いますが、どこかで変な力が働いているのだと思います。

 

腹立たしいです。
 

 

 

剛太郎は話し方や説明の仕方が上手だと思います。感情的にならず落ち着いた態度で話しかけます。声も聞き易いですし話し方も丁寧で感じが良いと思います。

 

 

検察審査員になってからさらに説明の仕方が上手になったように感じます。漫画家だけあって、話のまとめ方もうまいと思います。
 

 

 

庄司は自分の見せ方がうまいと思いました。話を続けることを許可して話の分かる幹事長と言うイメージを与えメールに関してはさり気なく桧山に答えさせ、少しも動じないのはいくらでも潰せる自信があるからだと思います。

 

 

悔しいですが幹事長の権力はどうしょうもありません。国民が選挙で落とすしかないのですが、それも難しいと思います。
 

 

 

司会者が会見終了を告げ、メディアの人たちが退場すると、桧山は少し延期になったが予定通り検事長になると言い切りました。
 

 

 

剛太郎がなぜそこまでするのかと尋ねると最高の権力を手に入れて検察が不起訴にすれば犯罪は犯罪でなくなると言い、その後、審査員や一般人を蔑む発言を繰り返しましたがその一部始終を佐和子が納めていました。
 

 

 

佐和子を見た桧山は驚きました。寿に佐和子の殺害を命令していたのでしたが寿は自首して桧山たちの悪事を洗いざらい話すそうです。

 

 

殺人を命じる男が検事長だなんて信じられませんし、逮捕されないのもおかしいでしょう。検察だけではなく警察もどうかと思います。
 

 

 

6年前の桧山検事の不起訴の採決は審査員全員が起訴相当。起訴相当で議決です。
 

 

 

6年前庄司議員の息子が起こした近藤かすみに対する不同意わいせつ事件についても審査員全員が起訴相当。起訴相当で議決です。
 

 

 

審査員たちは結果に満足し、1週間後に満期終了で検察審査会は解散しました。
 

 

桧山は国民からバッシングを受け、さらに、近藤弁護士が姉の不同意わいせつ事件の申し立てをして起訴相当になり桧山は検察官を辞任しました。

 

 

検察官を辞任するだけで許してはいけないと思います。警察内部や検察内部に反・桧山の人達はいないのでしょうか。イラっとします。
 

 

 

庄司にも捜査の手は伸び、収賄罪で身柄が拘束されましたが容疑を全てもみ消し権力を持ち続けました。
桧山は議員バッチをつけて車の後部座席に座っていて助手席の秘書が次期幹事長と呼んでいます。あのシーンは何なのでしょう。見たくも考えたくもありません。
 

 

 

剛太郎は佐和子の計らいで近藤弁護士と再会し、二人で歩いているとスマホに着信がありました。

 

 

審査員だった人たち全員で楽しそうに飲んでいる映像が届きました。

 

 

桧山の不愉快なシーンの後に楽しそうなシーンを見て心が和らぎました。

 

 

世の中は、悪い者よりもいい人達の方が圧倒的に多いのだと思いました。