光る君へ  第7話  

 

 

 

 

 

985年、忯子が17歳で妊娠中に死んで花山天皇は失意しますが、死亡の原因が今回は明確ではないですが、道兼が史実では、花山天皇を出家させる陰謀に加担するので、これからの展開で真相解明が期待できます。


兼家が、安倍に、腹の子を呪詛しろと言ったが死んでしまうとは想定外で、やりすぎだと苦情を言うと、安倍は自分が政治にかかわる人の運命を左右すると言い返す場面は、おどろおどろしいです。

 

歴史書でも、兼家と安倍は一蓮托生で、、花山天皇が叙位して懐仁親王が兼家の策略通り一条天皇として即位すると兼家は摂政になり、「小右記」では、一条天皇が病気のピンチには安倍が禊をして救い、

 

 

1004年の干ばつでは安倍が雨ごいで雨を降らせて天皇が感激したようなので、まさに道長の背後霊のように、時の政権を思想、信仰的に支配したようで、古くは中国の秦の始皇帝の神仙思想に通じるものがあり、不気味なものを感じます。

 

 

『光る君へ』7話 見逃し再放送

 


しかし兼家がドラマでも悪夢にうなされるように、990年に一条天皇の元服直後に死んでしまうのは、毒を持って毒を制したのが、安倍という毒に刺された皮肉な運命かと思います。

 


一方、まひろは、兼家を揶揄した散楽で民を笑わせますが、

安倍や兼家に振り回される天皇を批判しているように思えますが、

 

道長の武者が散楽が右大臣を愚弄するといって、排除しますが、道長がまひろの手を握って避難させ、

 

道長は俺たちを笑いものにするのを見たかったと言い、

 

道長が、まひろの才能を気に入ったと描写されているのが興味深いです。

 


その一方、雨宿りした道長が、まひろは地味でつまらないと斉信らに言うと、斉信は清少納言、桔梗がいいと言い、それを密かに聞いていた、まひろが道長の手紙を焼いて捨てた場面は、これからの清少納言と、まひろの運命の伏線になるようで、意味深な場面でした。

 

次回、兼家が倒れ、安倍が祈祷するようです。寛和2年の政変が、描写されるのか注目です。また、まひろは道兼と対面するようです。

 

まひろが母に教えてもらった琵琶を奏でるのは、道兼への無言の抗議になりそうです。