​続いてしまう化学流産



不妊治療を頑張っていると、

不妊外来に来ている同年齢の人を見ては、

話しかけたくなったりして。




旦那さんとは治療の話をしていましたが、

あまり深く聞いてくるタイプではなかったので、

誰とも治療の話をしていない自分は、

誰かと共有したい!と思っていました。





でも、

そんなことは出来るはずもなく、

心で、きっと同じような境遇ですよね?

お互い頑張りましょうね。。

ってささやいていました。




たとえ、友達になったとして

その友達が先に妊娠したとしたら??




それはとても羨むことになるだろうし、

今の自分にはまたつらい感情が湧くでしょう。

それも容易に想像できました。




私の担当の医師は、女医さんで、

とても元気のある女医さんでした。

私の気持ちは落ち込んでいるのに、

女医さんから「次!次!」と言ってもらえると、

不思議と気分が上がりました。





妊娠したらこの女医さんにお礼を言いたい!

と思いながら受診していました。





ある時、基礎体温を見て、

これはもしかして、妊娠したんじゃない?!!!

と言う日がありました。




もう、気になって気になって・・・





嬉しいことは、いち早く知りたい!

という思いで、妊娠検査薬を試すのです!





そうすると、うっすらと【陽性】が!!!




え?待って!

うれしいーーー



となるんですよ。




「陽性反応」って、待ち望んでいたことだから、

ドキドキ、ワクワクした心境になって。




病院に行くと、尿検査で少し反応が出たみたいでしたが、数値的に低く、

「これは化学流産ですね」と

言われてしまいました。。。




一回気分が上昇してから落ちるって・・・

ほんっとにつらい。。。




なんか、

うまくいかないなー  




どうしてすぐに赤ちゃんを授かる人がいるのに、

どうして?どうして?




どうして私だけできないの?

私の母親もすぐに授かってた体質だし、それに姉だって。だから私も望んだらすぐに出来るものだと思ってた。




私が何か悪いことした?

食べてるもの?

生活が悪いの?




当たりどころのない、真っ黒な感情がぐるぐると。




私は母親とはとても仲良く、関係も良好でしたが、

母親には今のこの私の気持ちがわからないだろう、

わかってもらえないだろう、と思って、

不妊治療のことは、あまり話せませんでした。




「なった人にしかわからない。」

この感情がずーーーーーっと私の中にあったのです。