​流産したあと


今から10年くらい前のことですが、

その頃は不妊治療があまり知られていない頃でした。




相談できる人もいない。

周りに同じような気持ちの人がいるのかさえわからない状況でした。




みんな心に秘めて闘っていたのかな。

自分自身の不安な心でいっぱいな人ばっかりだったのかも。




少なくとも、私はそうでした。

不妊かもしれないことも、治療をしようと思っていることも、とても仲の良い友達にも話していませんでした。




というか、周りに気をつかわせてしまうのもイヤだったし、妊娠・結婚ラッシュだったのもあって、そんな話を言い出せませんでした。。。




今は不妊治療が一般的になってきて、

みんなの知識や理解も増えてきている社会になりつつあるけれど。




金銭的にも、精神的にも、時間的にも・・・

とても大変なこと。




そこにたくさん費やしたら必ず得られるものでもない・・・妊活。




終わりの見えない妊活。




私は、孤独な妊活を始めるのでした。