どうも…ショーエイです。
多くの人がこの問題を勘違いしてませんか?
アメリカはロシアを敵国と見なしている。
そしてNATOはその同盟国の集まりである。
ロシアもアメリカに核兵器を向け、
アメリカもロシアに核兵器を向けている。
冷戦が終わったと錯覚しているのは、
政治家たちの意識を勘違いしていた、
グローバル社会を享受した一般人だけです。
冷戦は終わっていない。
それを証明したのはバイデンでありブリンケンなのです。
ウクライナがNATO加盟を選ぶのは主権問題です。
ただし、その一方でNATOに加盟する道を選ぶのなら、
それはNATOと戦争状態にある
ロシアの敵に成った事を意味します。
すぐそばに敵に成った国が登場すれば、
それは安全保障上の問題として、
戦争を仕掛けても可笑しくは無いという状態だったと言えます。
そういう意味合いを理解もせずに、
ただ単にウクライナの安全保障の意味で、
NATOの加盟を考えていたのなら大きな間違いと言えます。
主権の選択として、ロシアの敵に成る事を宣告したのなら、
既にロシアの敵です。
敵と成った以上、
戦争がいつ発生しても可笑しくは無いのが、
NATOとロシアの関係です。
その選択に対する覚悟をウクライナの人は知っておくべきだった。
ロシアに対して敵国宣言した上では、
ロシアと仲良くやる環境には成らない。
NATOの手先としてロシアに侵攻する可能性も、
敵国と成った意味としては付与されます。
欧米を含み日本人もこの意味を理解していなかった。
既に冷戦は終わったものと錯覚していただけです。
しかし、アメリカのロシア敵視政策は継続しており、
お互いが核兵器で睨み合っている事実にも
変化は有りませんでした。
ウクライナの人々はロシアを一方的に非難しているが、
ロシアの敵に成るという宣告、
いわばNATOに加盟する意思を示した時点で、
そう告げているのです。
戦争状態で考えている政府間同士では、
宣戦布告を意味する言葉に成ります。
ただ、一般人にこう説明しても
冷戦が終結したと勘違いしているので、
欧米側は寧ろその勘違いを利用して、
ロシアを疲弊させるプロパガンダとして用いただけです。
ある意味、ウクライナが以前の様に中立で居れば、
ロシアとも欧州とも、アメリカとも仲良くやれた訳で、
それをNATO加盟、
またはEU加盟によってNATOに加盟する流れを宣告すれば、
ロシアに対して絶縁の意味を与える行動になる。
ウクライナにとっては
寧ろ中立である方が国益として有利なはずの話も、
ロシアに敵対する方が良いと錯覚した。
ロシアに敵対する意思を示して、
ロシアから自国の安全が担保されるという発想自体も、
全く違っていた。
ロシアがここで武力戦争を仕掛けなければ、
その意味を取り違えた状態で、
ロシアは敵国に包囲されることに成るのです。
欧米側にとっては敵であるロシアが
弱体化するなら良い事として議論されますが、
その弱体化される側がその状態を
甘んじて受け入れるという安易な発想は、
平和ボケしているだけの見識でしか無いのです。
ではどうすることが良かったのか…
ロシアに対する敵対意識が無ければ、
NATOは必要ありません。
ウクライナにはロシアがNATOに加盟する説得役として、
中立させておくべきだった。
いわばウクライナのNATO加盟の条件は、
ロシアがNATO加盟に批准して
加盟を果たした場合とする形にすれば、
ウクライナにとってロシアと敵対する事も無く、
寧ろNATO諸国と敵対することにも成らず、
むしろヨーロッパの平和の使者としての役割が課せられる、
ある意味名誉な形とすることが出来たのです。
ロシアも時間が経って、世代も変わり、
グローバル経済との繋がりが健全に維持されれば、
NATOとの敵対関係も政治的に忘れ去られ、
冷戦状態は自然消滅するのは間違いなかったのです。
ウクライナの人がこの事態を知らない、
気付かないのは仕方のない事です。
しかし、ウクライナ政府はこの意味を理解しておくべきだった。
それが何故ロシア敵視政策に転じたのか?
元々中立性であれば、
ロシアと揉めても口喧嘩(外交)で終われるレベルだったのに、
敵視して仲間を呼び集めれる状態に転じようとすれば、
ロシアも殴り合いの喧嘩を仕掛ける気なんだと勘ぐる。
逆に仲間を呼び集めて殴りかかってくるのなら、
呼び集める前に一人づつぶん殴っておいた方が、
まだ勝ち目のある喧嘩になると考えるのも、仕方がない。
ウクライナ人が戦争を批難して、ロシアを批判しているが、
結局ロシアを敵として戦争状態の中に入り込む決断をしたのは、
ウクライナ政府です。それを選んだのはウクライナ人です。
なぜロシアとも上手く付き合い、
その上で欧州とも上手く付き合う選択ができなかったのか?
それをNATO諸国が煽ったのなら、
それこそロシアの安全保障問題と成るわけで、
実際にそういう作用がこの結末を齎したのです。
ドンバス地区の保護とかそういう名目上の話は、
ある意味一般人に対する口実の意味で、
政治レベルでは冷戦状態が継続していた事が、
この戦争を引き起こしているのです。
故に何を欧米側が言っても、止めれないし、
ある意味ロシアの覚悟は
第三次世界大戦まで視野に入れたものです。
ウクライナは自分たちが冷戦から
武力戦争に転じる切っ掛けを生み出している点を理解もせず、
この戦争をもっと大きく広げようとしているわけです。
寧ろそんな酷い状態に持って行き
自分たちと同じ被害を拡散させようと試みるのなら、
ウクライナ政権に中立性の意味で妥協させて、
ロシアと和平を結ぶ方が賢明なのでは…・
NATOは加盟させてないから
俺たちは関係ないと参戦する気は有りません。
寧ろ戦禍の拡大を最小限に止めおく姿勢としては
まだ良かったのですが…
それなら鼻っからウクライナの中立で
ロシアと妥協してれば
ウクライナで多くの人が死ぬことも無かった。
世論がそこに気づかないのをいいことに、
そういう反省を示そうとしない。
寧ろ民主制で支持基盤が揺らぐことを恐れて、
あえて世論が気付かないのをいいことに、
その辺を誤魔化しているのです。
ウクライナ人が選ぶ事は2者択一、
①このまま戦争を続けて地獄を見るか
②さっさとロシアの和平交渉に応じて戦争を止めるか
和平交渉に応じるのなら、
私はウクライナの独立と主権を守る方で、
大いに支持するし、
今のゼレンスキー政権の維持も大いに歓迎します。
ロシアは中立化宣言、
非武装化で和平という形で応じるはずなので、
ウクライナの主権は国連が確実に保護できる内容でもあります。
何なら中国の仲介を入れてそこで妥協すれば、
ロシアもその協定を無視できない点で保証も出来ます。
ここまでの戦略上の関係性を見つめれば、
戦争を終わらせることは実は簡単なのです。