
どうも…ショーエイです。
年も明けたので、
とりあえず今年起こりそうな事態を予測しておきます。
予測と言っても予言ではありません。
最悪な状態として想定できることを記すまでです。
起こらないに越したことは有りませんが、
多分可能性が高いと考えられるものです。
先ず、経済状態…
正直、アベノミクスが成功するか否かなんて、
アホな話をするつもりもないし、そんな空っぽな話はどうでもいいことです。
とりあえず中国の状況ですが、
昨年は習近平が身の回りを固める動きが目立ちました。
これがどういう意味を持つかというと、
景気後退に対して反対勢力が騒がない為という点では、
一般的な見方と合致します。
しかし、実は中国の景気後退は自然発生というよりも
むしろ故意で引き起こすと予想できる点です。
何故、故意と考えるか…
先ず、中国の狙いは国際社会での覇権を米国と対等に近い状態へ持っていくことです。
でも、現状の景気が維持される状態では中々その差は埋まりません。
所が米国の景気が後退して、中国が経済成長を再び加速させると、
国際的な市場という魅力に於いて中国は米国以上の存在となる可能性が生まれてきます。
そこでもしこの状況を見越して行動を取るならば今年がピークに成るのではと思うのです。
なぜピークなのか…
実は原油価格の下落が一昨年から進行してきたわけですが、
この原油価格の問題で、
米国ではジワジワとシェールガス、シェールオイルのビジネスに影響が出始めています。
いわばそのビジネスの出資会社等が破たんする可能性が高まっているのです。
これらが破たんすると再びリーマンショック級の金融危機が
芋づる式の様に発生するだろうからです。
サウジアラビアの目論見も米国の産油業の競争力低下に有るのですが、
恐らく破たんまでは見越してなかったと思われます。
ところが最近のサウジの強硬な動向を見ると、
中国と暗に何らかの示し合わせをしているのでは…と感じます。
いわば利害の一致が有る様な気配で、米国の影響力低下を戦略的に考えているのでは…
アラブ諸国は依然、イスラエルの横暴ぶりは快く思っていないわけですし…
そう考えると利害の一致は成立します。
そこで原油価格がこのまま圧迫された状態を続け、
更に中国が意図的に景気後退とバブル崩壊を起こせば、
間違いなく米国は再び経済危機に陥ります。
更に米国の去年がリーマンショック回復からのピークであるとも考えられるため、
対処するにも今年は手の内が無い状況とも考えられます。
正直、米国をどうやってイジメようかと考えるならこの位の事は考えそうな事で、
タイミング的にも面白いと見れます。
仮に量的緩和で再び対処しても、財政破綻とアラブ問題や南シナ問題、
そしてこのタイミングで浮上した北朝鮮問題…
頭が痛くなる状況です。
では、その景気後退した中国はどうなるか…
というと、社会的には貧困層の妬みを利用して、
バブルで儲けた連中の成れの果てをネタに、
安定を図りつつ、新興都市へのインフラ整備などを再度加速させて、
景気を回復させてくると予想できます。
実は、中国経済はまだ人口的にピークに達していないはずだからで、
市場を増やそうと考えれば余力は十分に有ります。
中国が意図的と考える根拠の一つがここで、
出来る政策が有るはずなのにやろうとしない…
気づいていないという話ではなく、
現在までのあの国のやり方を拡張するだけなので、
気づかないはずがない…という見解です。
そして、多少経済が後退したとしても、
地盤を固めた習近平政権は足元をすくわれることは無いと考え、
ギリギリまで駆け引きを用いるはずです。
そこで米国が転んだら、一気に加速して、
中国の市場の価値を知らしめる…
中国無くして景気回復は無いの印象を再び植え付けるつもりです。
もし、今年中国の目論見通りいかなければ、
実は今度は中国が影響力を拡大するチャンスを逃す事に成ります。
まず一つ目がTPPの始動…
そしてインド経済の活性化…
この二つが中国の影響力を弱める経済戦略として準備が進むわけです。
そして2018年から2020年に掛けて、
こうした経済圏が中国に代わる市場としてデビューを果たすことに成るからです。
そういう意味で2016年から2017年に掛けて、大きな駆け引きの年と成り、
最悪の場合、とんでもない状況に陥ります。
現状、米国にはサウジアラビアを突っつく事しか対処方法が無いのも現状で、
オバマ君にそこまでの度胸が有るかどうか…
ISの問題でアラブとの連携を崩したくないだろうし…
逆に中国がこの仕掛けを用意していないのなら、
中国はさほど恐れる国ではないのかも…
仕掛けてたらとんでもない事だけど…

まあ、あくまで最悪を想定したものですが、
もし再び金融危機が起こったら、
中国の術中に嵌っちゃったと嘆くしかなくなるのかな…
それとも米国がリーダーシップを発揮して、
ロシアと手を取り合ってさっさとIS問題を片付けちゃうか…
IS問題が伸びれば伸びるほど、
サウジの強硬姿勢に歯止めを掛けられなくなると思うけど…
とまあ、安倍ちゃんの動向なんて何の影響もないという事…
全てはこの駆け引きの行く末次第…