少年ジャンプで持って行った作品を
直さずに、そのまま持っていきました。
「エンゴク」の魔仙妃編と
サッカー漫画を見せました・・・
サッカーをよく理解している人物だっただけに、
サッカーの見せ方・・・
プレイ中のポーズイングをもっとカッコよく描くとか、
プレイ状況で意味が伝わりにくかった点を
指摘してもらい・・・
かなり良いアドヴァイスを頂けました。
また、魔仙妃もキャラクターの事では無く、
キャラクターの心情が伝わりにくい点・・・
例えるなら、
彼女の憤怒をアピールする点・・・
いわば敵との因果関係をもっと強調する点を
指摘してくれたので・・・
彼なら話せるかなと感じたんですが・・・
指摘する点に共鳴しすぎたせいか・・・
(指摘するポイントがあまりに適切だったので・・・)
何だか立場が逆転したように感じられて・・・
ある意味、フラれちゃった感じです。
今日、一つ勉強になったのは・・・
持ち込みは編集者が面接を兼ねた場である事・・・
いわば編集者が誰となら一緒に組んで
作品を作っていけるかを見極める場の様です。
とりあえず言われることはメモする感じで、
「ハイ」と聞く姿勢が求められるようです。
ただ、ブログで言わせてもらえば、
学芸会じゃないので、
意見は対等に言い合える方が、
良い作品を作れるとは思うんですが・・・
問題は作家の方にもあり、
編集者の意見を素直に受け止めないケースがあると
連載に支障をきたすという
可能性を危惧しての対応だとも考えられます。
話の辻褄が合わなくなるのに、
指摘しても作家が問題ないと言い張って、
直そうとしないだとか・・・
色々と有るのは
どの世界でも同じなので想像できます。
まあ、正直な話、
連載始まってから態度が変わる場合いもあるので、
新人編集者には難しい判断だと思いますが・・・
一緒に組めないと感じたら断る・・・
という上からの指示は妥当なのかもしれません。
とりあえず素直に意見を聞く姿勢で、
持ち込みしていこうと思います。
ただ一つ・・・
ネーム原作の範疇を理解していなかった節があり、
「ネーム原作」と言っているのに、
「絵が・・・」
という所を何度も言っていたので・・・
新人編集者の匂いがプンプンしました。
でも、サッカーのポイントは本当に参考になったのですが・・・
ネーム原作はストーリーと台詞がメインで・・・
絵の雰囲気だとかは
本来だと、作画の方の仕事だと思うんですがね・・・
正直、そこまで求められると辛い話ですが、
やってやれない事はなさそうなので、
頑張ってみます・・・
ただ、一回で次は無いと判断するのは些か腑に落ちませね。
何が起こっているのか・・・
因みに、少年ジャンプとヤング・ジャンプを行ってみましたが、
この二つとも「キャラ押し」という手法だけでは受け付けないです。
「キャラ押し」はキャラクターの雰囲気で読者の興味を誘う手法で、
スクエア・エニックスからのアニメなどで見られるケースです・・・
内容はともかく、キャラクターの会話の流れが面白いという作風で・・・
少年ジャンプでは銀魂が近いんですが・・・
ジャンプでは銀魂の人気は台詞の流れでなく、
銀魂の主人公たちの人間味が作品の魅力として
捉えられているようです。
個人的には、銀魂の人間ドラマには興味無く・・・
あのセリフ回しや、コメディタッチな
滅茶苦茶感が好きなんですが・・・
ハッキリ言って長編ドラマ的な~編になると・・・
飛ばします!(ごめん)
まあ、少し前にTokyo Wonder Boysという
銀魂のアニメ脚本家が原作の作品がありましたが・・・
銀魂もどきのセリフ回しが逆に評判悪かったようです・・・
個人的には、コメディタッチなサッカーで
問題無いと思ったのですが・・・
主人公の人を舐めたような態度が
読者の興味を逆に嫌悪させた感はあります・・・
あと、サッカー漫画としてはインパクトの薄い、
ハイタワーとシャドーストライカーのコンビで
テクニカル的な要素でなく、
黒子のバスケのように姿が消えるとか、
スピードが速い所が前面に出て、
コアなサッカーファンからも見放されたのかもしれません。
そういう意味で、キャラ押しに警戒感を示しているのも
理解できます。
「エンゴク」本編も、サッカー漫画の方も、
正直、出だしは「キャラ押し」で行く内容にしているんですが・・・
新人が編集者にそこをアピールすると
勘違いに捉えられるので、
黙って気付いてもらうのを待つしかないのも事実です・・・
ただ、どうやらそこを狙ってもとりあえず
両ジャンプでは受け付けないという感じですので
作風を変えて勝負することにしたわけです。
現状・・・雑誌に登場する作風にも出てますが・・・
集英社の編集者は生真面目な方が多いように見えます。
冗談も分析で理解している感じで・・・
感性で捉えてないのではとも感じるところがあります。
ある意味、関西のノリで
「アホやなコイツ・・・」
では無く、
「これなら笑えるかも・・・」
といった感じです。
まあ、そうなると
新人がキャラ押し的なノリをアピールするのは
関西人に突っ込んでもらおうと
ボケをかますようなもので、
かなりキツイです・・・