ルルと散歩中の出来事。
香港でも、日本と変わらない頻度で散歩をしているのですが、突然事件がおきました。
大きな黒い影が猛スピードで近づいてきたと思ったら、体高が80cmくらいあるピットブルでした。
ピットブル参考画像↓
(写真は出典元よりお借りしました。危険な最強犬種ランキングと書いてありますが、甘えん坊で人懐っこくおとなしいピットブルも多いです。)
なんとリード無し!!!
首輪はあるから、誰かの飼い犬だと思います。
ピットブルは戯れたくて、ルルに飛びかかってきたのですが、体格差から「危ない」と思った私は、ルルを無理やり抱え上げ、急いでその場から立ち去ろうとしました。
しかし、それから、10分以上もついてきます。
私に飛びかかるだけでなく、後ろから小突いてきます。さすがに大きいから足元がグラついて、とても危ない。
ピットブルは悪くない。戯れたいだけです。
でも、犬だから何度「やめて」と言ってもわからない。
「飼い主はどこだ」と目で探すも見つかりません。ピットブルに小突かれながらも逃げ続けていると、近くにいたグループの人たちが見るに見かねて、ピットブルの首輪を掴んでくれました。
「捕まえとくから逃げな」と言ってくれたのですが、少し経って彼らが手を離すとまた全力で走ってきて、私を小突く。
犬を怖いと思ったことはなかったけれど、ターゲットに対して諦めないことにゾッとしました。
いつまで追いかけてくるのかな?
噛み付かれるんじゃないかな?
ピットブルに「NO!!」と言いながら逃げてると、さっきのグループの人たちが心配して駆けつけてくれて、またピットブルの首輪を持っておさえていてくれたので、ルルを抱っこしたまま、もう捕まらないように、今度は全力ダッシュ。
助けてくれた方々に本当に感謝。
ピットブルは悪い子ではないから、誰にも噛み付いたりはしないけど、体格が大きいからコントロールする飼い主がいないと、アソビが怪我に繋がる。
犬は悪くない。飼い主が悪い。
走ってる途中にさっきのピットブルがいる方向に向かって、柴犬の散歩をしている家族がいたので、「リード無しの大きな犬がいる。危ないから道を変えたほうがいい」と声をかけました。
リード無しは本当にやめて。
日本でもあったし、香港でもそう。
日本では、広場の散歩中にリード無しのゴールデンレトリバー(1才未満)に追いかけられました。
その時はルルが鼻で何度もひっくり返されて、泥だらけになり、私もルルを抱き上げるのに泥だらけ。飼い主は見てるだけ。
飼い主は「あら。ごめんなさいね。いつもはこんなことないんだけど。まだ若いからね」と。泥だらけの私は呆然としました。場合によっては、この飼い主訴えられるんやないかとも思いました。
犬は悪くない。飼い主が悪い。
犬がいつも同じ行動するとは限らないです。
何故うちの犬は大丈夫と言えるのでしょう。
もし追いかけ回されたのが私でなく、小さな子供だったらと思うと恐ろしいです。
174cmの私の腰くらいの体高。子供が、自分より大きな犬にずっと追いかけられたらと思うと......。コケた時に、戯れたいピットブルが上から覆い被さる姿が容易に想像がつきます。
ピットブルの飼い主は、20分を過ぎても結局あらわれなかったけれど、ピットブルは捨てられたり、家から逃げ出したりしたのではないかな。
心配。
香港では、犬を飼うのにICチップを体内にいれるルールがあるので、誰の犬かは動物病院や施設に行けばわかります。
自分の犬が、万が一誰かを傷つけ、被害者からの度重なる訴えがあったら、最悪の場合、殺処分の可能性だってあるのに、何故リード無しにするのでしょうか。
人間が脅かして、犬が怖がって噛むことだってある。それでも、傷つけた事実は変わらないから、損害賠償の対象になる。
大事な家族なら、加害者にも被害者にもならないように自分の犬にリードはつけたほうがいいと思うのです。
ルルは、散歩に行く時は楽しそうでしたが、ひっくり返されてからは、ガタガタ震えて、帰宅後もヒンヒンないていました。時間が経って、落ち着いて、今は私の足の間ですやすや寝ています。
避妊手術をしていたはずなのに、今年になって生理が来たり(7年飼ってて初めて!)、病院で注射用に首の毛をバリカンで剃られたらその部分が炎症したり、生理がおわったかなと思ったら大きな犬に追いかけられたりと、「ルルは今年は厄年なのかな」と思うほどですが、励ましながら頑張ります。