〇日本の神と水
日本の神は、古事記でも300以上出ています。
水蒔きの神のように、行為そのものの神もいます
泉、池、滝、蛇、池と島と弁天の崇拝、これらは、水に関係あるところにあります。
アニマの象徴です。
ユングの場合、個の断絶が消え、他人や過去につながり、安心感となります。
無意識層には、暗いものだけでなく、お宝も隠されているのです。
原型とは、形の伴わない力、エネルギーです。
神道、大気そのものの中に何が感じられましょう。
「朝日に匂う」には、神々しいもの、恐れ多いものを感じます。
◯日本の自然と行動原理
幼い頃の 日本の風景を思い出すと、
下駄、線香、風鈴、床几、ススキ、トンボ、夕焼け、全て、静かです。
日本では、自分の価値基準に従った行動の原理を通すと、
頑固者、偏屈、風変わりな奴となります。
多湿がちな日本では、景色が鮮明に見えないことが多いです。
ひいては、ものを明晰に見極めないことの通じるのでしょう。
また、自然が厳しく、それを克服しないと死んでしまう地でなく、
自然に適応するだけで生きていける地です。
どちらにしろ、人間の意思や能力を超えて、ものごとを支配する力が、神の意思です。
日本人は、原始から現在まで何でも伝え残すことに、まめでした。
儀式などのしきたりなどもよくよく守ってきたのです。
ですから、宗教や文化、芸術を研究する人には、宝の山なのです。
◯人体と声
人体の構成は、水でできているようなものなので、場とともに振動し共鳴し共振します。ダンスやリズムが心地よいのは、そのためです。
量子もまた振動して周波数を発しています。目に見えないエネルギーが、波長やリズムで取り出され、気や呼吸として扱われていると思えばよいのです。
歌って踊って大笑いをする、トランス状態によって心身を治したり、この世を超越したりできるのです。
ということで、声を出したり歌ったりすることは、とても大切です。
それができないときでも、何もしないでいるのでなく
できるだけ、聞くこと、味わったり感じたり、心を動かすことを心がけましょう。