夢の中へ | EichiのSlow&CreativeLifeと時代考察

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◯夢の中の広大な世界

 

井上陽水さんのヒット曲「夢の中へ」、探し物が見つからないなら、夢の中へ行ってみたいと思わないかという歌です。

 

夢から入っていく無意識の世界は、日常の自分の言動よりもずっと大きなものです。

人類に共通の無意識にまで掘り下げると、自我に囚われない自己が出てくるのです。


人は自分のおかれている状況、環境で、自己規定されています。しかし、夢の中では、簡単にそれをはずすことができるのです。いろんな人になれるし多種多様な経験を詰めます。ただし自分の思う通りにはなりません。

 

自分が抑圧していた考えも出てくるし、自分たちが抑圧していることも過激に行動してしまうのです。酔っ払ったりドラックより、はるかに大きく理性の枠が外れ、本能が目覚めるのです。

 

そういう意味で、ネット空間の振り幅の大きさとシンクロするところがありますね。


ユングは、あの時代なので、西洋と東洋で分けて論じました。東洋が理想視されていたのは、当時の西洋哲学の行き詰まりからでした。西洋でも遡っていくと、同じような無意識の広い世界に行きついていくのです。

 

さらに人類の枠を外れて、生物の、あるいは有機物の、何だかわからないが、どんどん広い世界に立ち戻っていける可能性があるわけです。