他業種よりデイサービスに参入する失敗例ー2 | 辻川泰史オフィシャルブログ「毎日が一期一会」Powered by Ameba

他業種よりデイサービスに参入する失敗例ー2

昨日の記事 より引き続き


http://ameblo.jp/eichi-eru/entry-10918744690.html


昨日は、がない為、タッフに任せ切ってしまうという事をお伝えしました。


今回、お伝えするのは、上優先の為に生じてしまう失敗と

資格者の評価についてをお伝えします。


売上は事業を継続し発展させていくためには大切な事です。


この上概念の欠如が介護業界の問題点でもあります。


だからといって売上を優先し過ぎてしまう事業とは違います。


保険制度の事業だからです。


そこには赤字になっても行うべき事柄も多くあります。


最近、多い相談で早めに稼働を上げたいが為に、リハビリマシーンを入れたり、

宿泊を行いたいという内容があります。


それだけでは良くないと私は思います。


デイサービスを利用される方でリハビリを重視される方には、

デイケアが適していると考えるべきです。


ただ、地域にデイケアがない、デイサービスでリハビリを行いたい、

という希望の場合は必要な事だと思います。


しかし、マシーンがあればリハビリが可能かというとそれだけでは不足しています。


理学療法士や作業療法士などの機能訓練の専門家を

雇用するなどして質を高めないと、マシーンだけではそれを取り扱う事に

危険すら生じてしまう可能性があります。


ハビリ」という言葉で利用者様の意欲が高まる事もあります。


今日はリハビリをしてきた!という事で生活意欲が高まるという

効果も有り、必要な事だと思います。


しかし、資格を持っているから、リハビリのサポートや

指導が可能かというと必ずしもそうとは言い切れません。


高齢者のリハビリの経験があるか?どれだけのスキルがあるのか

という事も大きいです。


理学療法士、作業療法士と言っても得意分野はあります。


格を持っているから大丈夫!という評価は怖さを感じます。


これはヘルパー2級、ケアマネの資格等にも同様です。


リハビリという言葉で集客が容易になると感じ、安易に使うのは

利用者様の為にはなりません。


リハビリと言っても沢山の方法があります。


しっかりとした方向性を出す事、何の為にどんな方を対象にした

リハビリをデイサービスで行うのか?


コンセプトとしてしっかり落とし込んだ上で行う事が大切だと思います。


また、宿に関しても同様です。


緊急時にショートの予約が取り難い、有料老人ホームの費用が高い、

家族が急遽、倒れてしまった等の理由の際は必要な場合もあります。


しかし、デイサービスの稼働率を高める戦略としてのみ行う事は危険です。


何故かというと夜勤を担当するスタッフには多少の経験が必要になるからです。


私が介護業界に入った15年前などは老人ホームでは

日勤勤務を2-3カ月経験してから夜勤に入ります。


現在は人材不足で難しい施設もあるようですが、

夜勤も最初の2-4回は先輩スタッフに同行してもらいました。


ヘルパー2級を持っているから大丈夫なのでは?

と考える事も少なからずいます。


他業種から参入される方は介護職経験がないので夜勤のイメージ

付き難いと思います。


一度、機会があったら施設の夜勤、小規模多機能などの夜勤を経験

されてみたら良いと思います。


その上で、緊急時どうするか?

夜勤スタッフの待遇はどうするか?

等をしっかりと考えていく必要があります。


宿泊に関しては社会的使命を持ち行う事が利用者様の為になると思います。

また、同時に夜勤に従事するスタッフの評価も大切です。


売上ありきのコンセプトの構築と資格を持っているから

大丈夫という評価は安易にすべきではありません。


ただ、他業種の方の経験をどう、デイサービスに変容し活用するか!


そこに新たなサービスの創出に繋がると思います。


ありがとうございます。


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http://day-start.net/seminar/110709_1.html


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デイサービス稼働率85%達成セミナー

2011年7月9日(土)15時30分~17時30分

http://day-start.net/seminar/110709.html


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