ヘッセ「デミアン」 | さかえの読書日記

さかえの読書日記

琴線に触れたことを残す備忘録です。

「鳥は卵の中から抜け出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。鳥は神に向かって飛ぶ。神の名はアプラクサスという。」

「せべての人間の生活は、自己自身への道である。どんな人もかつて完全に彼自身ではなかった。しかし、めいめい自分自身になろうとつとめている。ある人はもうろうと、ある人は明るく、めいめい力に応じて。」


 この手の小説は読んでいても入り込めなくなってきた。それとも、キリスト教の知識があると少しは違うのか?