田中森一の語りから | さかえの読書日記

さかえの読書日記

琴線に触れたことを残す備忘録です。

「かつて上に立つ人は、

技術や知識を修得する「時務学」と、

徳や人格を磨く「人間学」の両方を修めていた。

今もう一度、人間学を学んで、

徳のあるリーダーを輩出して

いかなければならないという思いを強くしている。」


田中森一は、検事時代は、特捜のエースといわれていたが、

弁護士になり、投獄され、重い病気にもなり、

電力の鬼といわれた松永安左エ門が

「男は浪人、投獄、大病を経ないと一人前にならない」と言っていた、

その3つとも経験した人である。

 人脈とごますりで人を選んでいる組織は、いつかはそのつけがくるであろう。