再び小室直樹 | さかえの読書日記

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琴線に触れたことを残す備忘録です。

「まず、予定説によって、人々の間に「労働は救済の手段であり、隣人愛の実践である」という考えが生まれた。そして、外面的には毎日毎日、働くようになり、利潤を追求するようになる。キリスト教徒のエートスがプロテスタントの登場で、まず変化した。これが資本主義誕生の第1段階です。第2段階のエートス変化が、目的合理性である。」


 資本主義と予定説についてもっと知りたい人は、同じ著者の「資本主義原論」第4章を読むとよいとのこと。