ここに書いた昨日の今日ですごい久しぶりに話しかけられた。避けられたのは修学旅行よりもっと前だったから3、4ヶ月ぶりかな。すんごいびっくりした。イキナリだったから。しかもさりげなく。なんなんだよ。今までさんざん嫌ってきてさ、汚い物扱いしてさ、にらんでさ、まじ意味わかんない。自分のしてきたことわかってる?もう機嫌で振り回すのはやめてほしい。
なんていいつつもやっぱりちょっと嬉しかったり。まさかあっちからきてくれるとは。びっくりしてそっけない返事しかできなかったけど、嬉しかったんだよ。んでもやっぱ避けてる部分もある。部活の時とか。帰りはばいばい言ってくれない。まぁ急に言われても驚くけど。うちだけじゃなくYとKもね。だから言わないのかなーなんて思ったり。
まぁいいか。1ヶ月前の自分だったらきっと話しかけられたことで舞い上がっていたと思う。けど今はそれどころじゃない。どうでもいいって言ったら嘘になるけど。いちいちそういうことで感情を動かしていられない。治療をするか、しないか。いつするか。どうやってお母さんに言うか。先生に言うべきか。
全部一人で解決するのは無理だ。うちはまだ学生だし、住んでるところが遠いし。でもできる限り、自分で何とかしていきたい。家族にも先生にもあまり気をつかわせたくない。気をつかわれると逆に悲しくなってくる。申し訳ないし。K田はJのこととかクラスのこととかで疲れてるだろうし。相談できる先生はいない。今まで会ってきた先生の中で本当にいい先生なんていない。だから教師は嫌い。
治療はするだろう。3年になると入試がある。面接は避けられない。何かと発表する機会も増えそう。ようは怖いんだな。逃れられない現実。 それに何と言っても3年は卒業式がある。中学のは返事しなくてもよかったから安心して練習も本番もできたが高校は違う。去年の卒業式、ちょっと期待もしていたがそんなに甘いもんじゃない。先生が一人ひとりの名前を呼ぶ。先輩たちは大きな声で返事をする。心臓がドクンドクンいう。SDの人は、「はい」と一言言うのでさえひと苦労。うちの場合、ふいうちや何か動作をしている時は普通に言える。いつの間にか言える。意識的なものもあるのかな。でもいくら「大丈夫」と心で唱えても、駄目。これはね、ほんとにSDの人にしかわからないよ。この苦しさは。悔しさは。悲しさは。
先生たちが“卒業式”のために頑張るように、うちは“卒業式”のために声を治したい。高校最後の日くらい、本当の笑顔でいたい。声で泣きたくない。
問題は、注射にするか、手術にするか。 注射は1回3万くらいかかるらしい。しかも完全に治るわけではなく、声帯をまひさせて詰まりをなくす、一時治療。3ヶ月ほどで効き目がきれるので、通わなきゃいけない。これは東京医大とかでできる。でも効き目がきれたときはけっこう声やばいみたい。 できる限りは半永久的に治る手術をしたい。でも手術は入院が必要。それにちょっと声が変わるらしい。だからみんなびっくりしちゃうかな。手術をするなら有名な京都の病院でしてもらいたい。でも京都って… 遠すぎる。飛行機乗んなきゃいけないじゃん。それか新幹線乗りついで行かなきゃじゃん。一人でなんて行けるわけない。そしてお金がかなりかかる。 こんなのお母さんが許してくれるわけない。どっちにしろ、お金はかかってしまうんだ。家計の苦しい我が家からこんなにお金を奪っていいのだろうか。 うちは矯正もしたし、きっとうちにかかるお金はやばい。申し訳ない。 考えているのは、注射をして、声が良くなってる時期にバイトをしてお金を貯めて、その貯めたお金で注射をして…というサイクル。 でもこんなうちを雇ってくれるところなんてあるのか?SDのうちを。 その前に特選はバイトが禁止。隠れてやってる人もいるけど、それは地元でだからバレないだろう。でもうちの地元にはK田がいる。バレたら奨学生はくだつされんのかな。それなキツイな。S東の先生わかってくれなそうだし。
とりあえずお母さんに言わないとだな。また勇気がいるな。
もう疲れたよ。 どうしよう…。