精進料理で食事の作法 | 尼僧の京都♡徒然記

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音楽家→心理セラピストを経て僧侶の道へ!
東京から京都に移住し隠遁生活を満喫する
HSS型HSP「慈陽」のブログ

 

 

今宵は私の師匠のお寺で、

本格的な仏教の食事の作法を学びました!

 

 

しかも美味しい精進料理付きで😍😍😍

 

 

「食事」は「じきじ」と読みます。

 

 

まず、

お食事をいただく前に、

お経をお唱えします。

 

 

そしてその時に、

施餓鬼(せがき)と言って、

 

 

一切精霊のために

少しお食事を分けるのです。

 

 

 

 

上の写真で

お椀の蓋に米粒が入っていますが、

 

 

これがお施餓鬼する米粒で、

 

 

お食事をいただく前に、

取り分けておくのです。

 

 

決して、食わず嫌いとか、

食べ残しとか、

落としてばっちいとか

言う物ではないので、ご注意を😁😁😁

 

 

このようにして取り分けた米粒は、

参加者全員のものを集めて、

庭にお供えしておくと、

鳥さんたちが食べにくるらしいです。

 

 

もちろん「見えない存在」も

来ていることでしょうね😉😉

 

 

また、

「食事の作法」の修行中は

 

 

<<<黙食>>>

 

 

です😁😁😁😁😁

 

 

みんな静かに、

精進料理を味わいます。

 

 

唯一、沢庵を食べる音だけが、

コリコリっと響くだけ。

 

 

ちなみに、

沢庵は最後に食べるのがルール。

 

 

沢庵を使って、

お茶碗を綺麗に掃除するのです。

 

 

なんて仏教ってエコなんでしょう〜😍😍😍

 

 

さて、、、

 

 

食事をいただくときに、

「蟲食偈(ちゅうじきげ)」も唱えます。

 

 

「蟲(ちゅう)」とは、

なんと、

今でいうところの「自分の細胞」!!!

 

 

細胞の一つ一つにも

栄養が行き渡るようにと

唱えるんです。

 

 

細胞なんてものが発見される前から、

仏教では、わかってたんですねー

 

 

ひたすらすごい。。。

 

 

最後に、

お食事が終わったら

 

 

「食事の作法は

そのまま修行の道である」

 

という

お経を唱えます。

 

 

今回は、私が今まで知っていた

「食事の作法」より、

ずっと本格的なものを教えていただき、

かなり勉強になりました。

 

 

精進料理もおいしかったですし。。。

😁😁😁😁😁

 

 

 

 

 

そして、いつものことながら、

見事な生花も堪能し、

 

 

本堂の丈六「釈迦牟尼仏」にも癒され、

 

 

今年も良い年だったなぁ〜

 

 

と、少し早いですが、

年の瀬を感じた今宵でした。

 

 

 

最高最善

🙏🙏🙏🙏🙏