私自身、薬膳を学びだした頃(約8年前になります)に、よく見たり、聞いたりしたのが、
『食べてみて美味しいと思うものは、今のあなたの身体に合っているもの。』
という言葉。
皆様も一度はどこかで見られたり聞かれたことがあるんじゃないかなぁと思います。
私はこの言葉を信じ込んでいたんですよね~、食べてみて美味しい♪と思った玄米を毎日食べて数か月続けたことがありました。
玄米は丸ごと頂きますので、できるだけ安心なものにしなくては!と自然栽培で作られたものを買いに行っていましたね。
(スイッチが入るととことんやりたくなるタイプ。)
するとですね、はっきりは覚えていないんですけれど数カ月位たった頃、体の調子が悪くなったんですよね…元気が出ない。
漢方薬局の先生に相談をしてみると、玄米を消化できていないから止めた方がいいということでした。
え?美味しいと思っていたのに?
と、心の中では思いましたが、その時の私の舌は白い苔に覆われていたんですよね…。
東洋医学では、舌に白い苔が付いているということは、食べたものの消化ができていなくて、胃・脾に未消化のものが残っているというサインになります。
玄米の皮にはたくさんの栄養素が含まれているといわれますが、皮は固いですのでやっぱり消化には負担がかかるんですよね。
そして、ミネラルが豊富に摂れるといわれる玄米ですが、摂りすぎるとミネラルバランスを崩すことがあったりもします。
今の時代、色んなものに添加物が入っているのが普通でもあるので、正直、舌の感覚が正常に働いているのかは怪しいところだなぁと個人的には思っています。
なので、たとえ美味しいと思うものでも、身体からのサインをこまめにチェックをして見直しをしてみてくださいね。
偏りをなくす。
中庸を目指しましょう~♪