@初めに
・この物語は作者の空想の思い付きにより作成されております。
なので、非現実的要素が含まれている場合もありますのでご了承ください。
苦手な方や興味の無い方はGOBACKでお願いします。
お読みになられて気分を害されても責任は持てませんので(^▽^;)
・全てに関して現実世界の実際の出来事、人物、等とは一切関係ありません。
上記内容ご理解頂いた上でそれでも良いよと言う心優しき方は先に進んでください。(物好きとも言う........あ)
........彼はぽつぽつと話し始めた。
....「さっき、誰かに見られてる気がするっていったっすよね」
....「....あぁ、さっきの光誰かが故意にこちらに放ったんだよね?」
.......少し考えた後、後輩は静かに頷く
......「おれがここに来たのはある使命を果たす為なんです。」
また、口調が改まった感じに変わった様子に少し緊張しながらも話を聞く
.....「おれは、時空警備隊の隊員です。先輩のように何らの理由で自分の意思と関係なく、
あっちの世界からこっちの世界に来た人達を元の世界に戻すのがおれ達の使命....仕事です。」
....「時空....警備隊!?」
....「と、行っても我々は戦いは望みません。その人その人の人生の歴史が変えられないように軌道を修正するだけです」
....「軌道修正?」
...「ただ.....中にはそれを望んでいない連中も居るらしく、おれ達の存在を無くそうとして来ることがあります。さっきの光も..」
..「そう言う連中の誰かがわざと日の光を向けて来た.....つまり君が狙われた...と言う事...」
..『.......良くある事なので特に気にはしてないです、ただ、一緒に居る人を巻き込む可能性もあります。
そのために時空警備隊には元々特殊な能力を持った者しか選ばれない事になってます。」
少し諦めたように息を吐いて彼は続ける
「おれの能力はテレポート....瞬間移動と呼ばれる物で時空を瞬時に移動する事が出来ます」
...「....それで、さっき.....」
僕は先ほどのあの場所からここまで来た時の事を思い出しながら呟いた。
そんな様子をみながらも彼は話を続ける。
...「地球上にはパラレルワールドと呼ばれる幾つもの異なる世界があり、その世界毎にもう一人の自分がいるとされています。」
...「つまり、ここのMIRRORWORLD(ミラーワールド)もその中の一つと言う事?」
..「そう言う事っす。」
後輩が元の口調に戻った所で少し緊張が解ける
..「何かの切っ掛けでこっちの世界の先輩と今目の前にいる先輩が入れ替わってるみたいっすね」
...「そう言えば君もの僕と同じだと...」
..「ここに来た時はそうだった.....」
彼が少し伏目がちに小声でぽつんと呟いた。
....「それで、元に戻る方法は?
少し不思議に思いながらも彼に尋ねる
..「.....鏡に向かって自分と話す」
....「......え?」
..「あっちの世界にいっちゃった自分に元の世界に戻ってくれないかと...強く念じながら.....」
...「.......それ.....だけ....?」
..「そう。それだけ......大体はそれで何とか解決出来るんだけど.....」
...「......けど....?」
...「稀にあるんだけど、入れ替わってあっちの世界にいる間に自分の感情を持っちゃう事が」
..「この世界から向こうの世界に行ったもう一人の自分に感情が芽生えるとどうなるの?」
..「元の世界に戻る事を拒否する事もあるっす。....そうなると結構、面倒な事になるんす」
ここまで話を聞いて彼が言っていた「面倒な事」の意味を改めて確認する。
そして、それが彼等時空警備隊の手を多く煩わせる事になっている事も.....
~続く~