【空想物語~武装警備隊~リメイク版~『第十二話』】 | ANOTHERWORLD♪~EIMIE的日常!?~

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『はじめに』

現在公開されている通常版『第一話』~『第十八話』までのリメイク版として再掲載しておりますので

内容や登場人物が重複している所もありますのでご了承ください。)


★この物語は作者の空想により創られたものです。

完全フィクションにつき、実在する作品、出来事、人物、関連事項等々一切関係ありません。

また物語の流れ上若干不適切な言動が含まれている場合もあるかと思います。

この物語は登場人物の設定以外のシナリオ設定は設けておらず、即興的流れで展開していきます。


上記内容苦手な方ご理解いただけない方は申し訳ございませんGO!BACK!でお願いします。


それでもいいやと言う心優しき方(物好きとも言う...ぁ)はよろしくお願いします。

(但し、お読みになって気分を害されても責任は持てませんのでご了承ください。)


(皆様のご感想や今後の参考までに、こんなキャラや展開があったらいいかも?等のアドバイス等ございましたら、

メッセージやコメントで頂けると嬉しいです。

但し、作者はイラスト等は描けませんので文字のみの創作になりますm_ _m)

 

 

物語のあらすじと人物紹介はこちらから

 

第十一話はこちらから

 

≪第十二話 始まりの時≫


アロン「......セイヤッ!....そりゃーっ!..........」(とある公園で一人、軽く息が上がり乍らも鍛錬をしている。白い長い髪を後ろに束ね隊服の上着を脱ぎ、トレーニング用のTシャツ姿になっている)


公園の脇に白い野花が青い空を見上げるように咲き誇っている。

その傍らには少しずつ距離を置きながら幾つがの樹々が並んでいて、その枝に野鳥が集まっては離れを繰り返している。



アロン「............すぅーーー........はぁーーーーーーっ.........」(自身から一番近い木の根元に腰を下ろし静かに瞑想をしながら呼吸を整えている)



其処へ誰かが近づいて来る気配を感ずるも動ぜず静かに目を開ける。


翔「.....やっぱり此処に居たのか。」(軽く微笑みながらアロンに寄って来る)

アロン「....翔、迎えに来たのか?」(立ち上がり両手を広げ軽くお道化る)

翔「もうじき朝食が出来る頃だからって夢花が言ってたから、ちょっと散歩がてらな」(アロンの真似をして軽くお道化る)

アロン「もう、そんな時間か......一旦戻るか...」(軽く伸びをしながら....背中の白い翼が軽くふわふわと動く)


無造作に足元に置いてあった隊服の上着をはおり、羽を隠すようにそっと腕を通す。


翔「珍しいな....」(アロンの様子を見乍ら)

アロン「....ん?...あぁ、一人で鍛錬してる時は大体上着は脱いでるんだ」(翔が言いたい事を把握して)

翔「....そうなんだ?」(少し驚くが、それもそうかと一人納得する)


何だかんだと二人で他愛もないやり取りをして歩いているうちに屋敷に着く。


類「...お、二人とも戻ったか、丁度良い、帰るなり済まんが一緒に手伝ってくれ」

翔・アロン「「承知」」(二人共、いそいそと準備に取り掛かる)


居間____。


一同「いただきまーす。」(元気な声と共に朝の食事が始まる)

夢花「今日は類が作ってくれた特製サラダとフレンチトーストだ。おかわりもあるからたくさん食べてくれ」

子供達「「わーーい」」

翔「え!?今日は類が作ったの?これ全部一人で?」(驚く)

類「驚く事でもないだろ?私も簡単な料理位は出来るぞ」(....少し燻気に)

アロン「凄いじゃん、それにどれも美味い」(パクパクと美味そうに食べている)

りゅうのすけ「るいたいちょう、スゴイです」(笑顔)

あつし「こんどぼくたちにもつくりかたをおしえてください」(真剣な眼差し)

めい「あつし、めがこわいよ」(あつしに視線をやって)

類「ははは....そのうちな」(軽く微笑んで)

翔「....そういえば、玄人と美空は?」(辺りを見渡して)

夢花「今日は児童クラスの早朝鍛錬があるからといつもより早目に出かけた」

翔「...あれ?そうだっけ?」(目をぱちくり)

アロン「昨夜寝る前に言ってただろ?」(翔を見て)

翔「.....んーー......あぁ、思い出した、言ってた言ってた」(納得した様子)

類「翔、あの話は?」(翔を見て)

翔「....うん、三人とも食べながら聞いて。」(りゅうのすけ、あつし、めいを見乍ら)

三人「.......なーに??」(不思議そう)

翔「...実はそろそろ、三人に制御能力の強化訓練を受けて貰おうと思ってね」

三人「きょうか....くんれん??」(キョトンとして)

夢花「KIDSクラスの生徒達皆が受けてる事なんだが、自分の持っている能力が強くなってくると、その能力が暴走...つまり、能力が勝手に暴れ出さないようにする為の力を付ける為の訓練....と言えば分かるか?」(子供達に分かりやすいように説明をする)

あつし「ぼくたちののうりょくがかってにあばれるの?」(少し驚いて)

翔「皆、少しづつ大きくなっていくのと一緒で能力も少しづつ体に合わせて強くなっていくんだ。」

りゅうのすけ「やつがれたちといっしょにちからもそだつのですか?」

翔「あぁそういう事だ。ただ、能力の方が先に育つ事もある。だから、先に育ち過ぎないようにする力を強くするための訓練だ」

類「行き成り難しい事をやるわけではなく、毎日少しづつやっていく事で少しづつ強くなっていく」

りゅうのすけ「たんれんとおなじですね」(少し緊張した面持ちで))

類「あぁ....そうだな」(軽く微笑み返す)

めい「いつからですか。そのくんれんは?ほかのたんれんもいっしょにやるの?」

翔「いつもの鍛錬の中に訓練の時間も居れるから半分づつになるな。」

めい「....はんぶんづつ!?なんかたのしそう」(笑顔)

翔「早速今日の鍛錬の時間からやってもらうけどいいかな?」

子供達「「はーい。はやくやりたいなぁ!?」(わくわく)

類「.....遊びじゃないんだぞ...」(やれやれと軽く溜息をつく)


その日の午後___。


翔「皆、お疲れ様今日はここまで」

生徒「お疲れ様でした。さようなら」

他の生徒達「さようなら」(皆夫々帰路へ着く)

翔「其れじゃオレ達も解散としますか?」

同僚「そうだな。また明日も宜しく頼むよ....所で今日はこの後の予定は?」

翔「屋敷に戻って子供達と鍛錬を少し..」

同僚「そっか、今度時間がある時、食事でも一緒にどうだ?」

翔「いいねぇ、近いうち連絡するよ」

同僚「あぁ、楽しみにしてるよ...じゃぁな」(軽く手を振り帰って行く)

翔「あぁ、じゃぁな」(同僚と別れて屋敷へ向かう)

屋敷中庭___。

アロン「そろそろ翔も帰って来る頃だな」(独り言のように呟く.....)

あつし「アロンおにいちゃん、翔先生遅いね?」(アロンに近づく)

アロン「もう、来る頃だろ?少し準備運動でもしとくか?」

りゅうのすけ「おねがいします」(真剣な顔で)

アロン「お、気合入ってるな、りゅう」(りゅうのすけの頭を軽く撫でて)

めい「あ、かえってきた!」(中庭に向かって来る人影を見つけて)

翔「みんな、ごめん、ちょっと遅くなってしまった。...早速始めよう」



良く晴れた日晴れの午後、心地よい風が皆を包み込んでいた



第十三話に続く(2020年一月更新予定)