先日の10/23(日)に、新幹線の浜松工場に見学に行ってきました。
これはJR東海ツアーズのツアーで、専用列車に乗って浜松にある新幹線の整備工場を見に行くというもの。
新幹線の専用列車でそのまま整備工場に行って帰ってくるコース。
発駅は東京、新横浜、名古屋、京都、新大阪。
東京と新横浜から行く列車は午前中、名古屋・京都・新大阪から行く列車は午後に設定されています。
私が行ったのは名古屋から。
福井からなので、名古屋まで在来線と新幹線行ってから、名古屋から乗り込みます。
電光掲示で「団体 532」というのがその列車。
行き先も発車時刻も書いてない。
(行き先は駅ですらない)
列車は新大阪発、途中京都でもお客を乗せて名古屋にやってくる。
やってきたのはピカピカのN700SのJ32編成。
J32編成は9月に完成したばかりの現時点で東海道新幹線の最新車両。
車内に入ると座席にはすでに弁当などが置いてありました。
このツアーは昼ごはん(弁当)つき。
ヨメと二人で行ったので二つ弁当が用意されています。
ツアーは完売だったので、さぞや車内は満席になっているのかと思ったら、意外と空席がありました。
コロナのためなのかなんなのか、交互に席があいてる感じでした。
名古屋を出てしばらくすると豊橋に運転停車。
ホームは内側の営業用のホームではなく、外側の回送列車用のホーム。
ドアは開かない。
ホームにはお客さんが一人もいなかった。
豊橋にしばらく停車して出発すると、次は浜松工場です。
浜松工場へのルートをグーグルアースで見るとこんな感じ。
本線から左に分岐して浜松工場に入っていきます。
構内は最徐行で進むため、建物が見えてるのに着くまでにけっこう時間がかかります。
そして到着。
柵の位置の関係で、1〜3号車からしか出入りできないようになっています。
乗ってきたJ32編成はなんとそのまま帰る時まで待機します。
待機中は車両内への出入りが可能で、1〜3号車は休憩室として使えるようになっていました。
工場内のトイレは使えないことになっているので、トイレはこのJ32編成のものを使います。
自販機などもないので、飲食物は車内販売を使います。
なんと待機中車内販売が営業していました。
といっても、当然ながら帰る頃には品物はほぼ売り切れになっていたようです。
一応あらかじめ送付された行程表には「飲食物の販売はない」ということが書かれていたので、私は名古屋駅で飲み物を買っておきました。
車両待機中、自分の座っていた座席(行きも帰りも同じ)には荷物を置いておいていいことになっていたので、重い荷物は置きっぱなしで見学ができました。
J32のすぐ隣にはJ0編成がありました。
N700Sの始祖。
工場内では車両の下から覗き込むことができました。
この車両は廃車となったX43編成の車両だそうで。
ここまで乗ってきたJ32編成のかわりにこのX43編成が廃車となって世を去るようです。
車両を置く場所は限られているので、新しい車両ができあがると古い車両から処分していくそうですが、乗ってきたJ32とこのX43がその関係というわけで。
下からのぞきこんで間近に見ることができました。
これが時速300キロ近い速度で車体を支える台車か・・・。
よく見るとナットの一本一本にワイヤーが巻いてあります。
おそらく振動で抜けないようにするためのものでしょう。スゲー。
ドクターイエロー見てきました。
中に入れるようになってたので、1号車から7号車まで見てきました。
撮影禁止だったので画像はありませんが、通常の700系とはまったく異なる内装が楽しかったです。
通常の700系だと荷棚の下にエアコンの吹き出し口がありますが、ドクターイエローは荷棚がないので吹き出し口は壁の真ん中くらいの高さのところに吹き出し口がありました。
(どうでもいいディテール情報)
普段はお目にかかるのも珍しい車両なのに、乗ることもできるとはなんと貴重な体験。
そして空を見るとブルーインパルスが飛んでいました。
ちょうどこの日は浜松基地の航空祭(エアフェスタ浜松2022)が開催されていた日で、基地上空での展示飛行が、ここ浜松工場からも見ることができました。
そのほかマルタイなど事業用車両も展示されてました。
1編成の乗客数分(かそれ以下)しか見学者がいないので、とてもゆったり見学できて快適でした。
先頭車どうし連結したところも間近に見ることができました。
東北新幹線の車両と比べて構造が簡素な気がします。
滞在時間は約2時間ほど。
再びJ32編成に乗って名古屋に向かいます。
これは工場を出てすぐの踏切。
東海道新幹線は本線には踏切はありません。
これを乗車したまま通過できるのは何気にレアな体験です。
最徐行で進んだ後、分岐の手前で停車。
浜松工場から名古屋までの行程表上の所要時間は約1時間半。
実は実際に本線を走っている時間は30分ほどで、1時間は線路上で待機している時間でした。
数分おきに通過する列車のスキマをぬって本線に入る必要があるためか、本線手前で待機してる時間が長かったです。
浜松工場から本線に入って名古屋方面に向かうには、一時的に上り本線をまたぐ必要があるため、上り向きと下り向き両方の列車が通らない時にしか本線に入れません。
本線をまたぐ列車に乗るというのは通常の東海道新幹線の列車ではまず体験できないことです。
(東北新幹線では福島駅と盛岡駅に平面交差がありますが)
側線に入る前に待機して、側線に入ってからもしばらく待機してました。
ようやく発車した頃は太陽が沈んで暗くなってました。(なので画像なし)
なかなかマニアックなツアーでしたが、私はとても楽しめました。
コロナ禍が終わってもこのツアー続けてほしい。
今回は以上
【今後の動画up予定】は
今夜19:30に動画upします。