Boeing 737-500 ANA "Super Dolphin" by Hasegawa in scale 1/200
先日買ったスーパードルフィンのキットを早速作っていきます。
まずはメインボディの内側を黒で塗ります。
光が透けないようにするためです。
黒はガイアノーツのExフラットブラックを使っています。
暗い色ならなんでもいいと思うのですが、私は一番よく使っているExフラットブラックにしました。
Exフラットブラックは通常のガイアの塗料よりもわずかに割高ですが、といってこのためにわざわざ通常版のフラットブラックを買うというのもかえって余計なコストがかかります。
ところで、このキットにはオモリが入っていません。
かつてのハセガワの737-500のキットには専用のオモリが入っていたのですが、コストの関係か、自分で用意する方式に変わりました。
このキットの中身は90年代半ばに登場したキットですが、だいぶ初心者ユーザーを意識して設計されたようです。
これは当時同時期にスタートした新しい旅客機シリーズの設計方式を色濃く反映しているようです。
1996年にハセガワは1/400の「ミニライナーシリーズ」という旅客機プラモのシリーズをリリースしています。
こちらのキットもやはり胴体は上下分割式で、主翼や尾翼の接着も同じ方式になっています。
オモリは専用のものが用意されていて、のちに発売される1/200の737-500の本キットもこれと同じものを流用していたようです。
しかしその1/400シリーズは登場から5年ほどで終了してしまいます。
けっこうな種類がリリースされていたのですが、今はハセガワのラインナップに影も形もなく、再販すらされてないという状態です。
まあ、1/400ではちょっと小さいというか、作ってても手応えがね〜。
それに1/400というスケールは、ヘルパやジェミニ、ドラゴンといったダイキャストモデルの完成品がひしめくスケールでもあるので、どうしてもそちらに負けてしまうというのもあったかもしれません。
なので、当時は大量生産できた金属の専用オモリも、今回のためだけに再生産するのは、余計にコストがかかりすぎる(→価格が高くなる)、ということで「オモリは自分で用意してね」ということになったのではないかと思います。
というわけでオモリを調整。
オモリは釣り用の丸型オモリ1号を使用。
釣り用のオモリの重さはだいたい号数で何グラムかがわかりますがあまり正確ではないので、結局実際に載せてみるのが一番早いです。
オモリはできるだけ前方に配置させます。
説明書では主翼付け根のすぐ前あたりに入れる指示になっていますが、これはかつての専用のオモリを入れる図を流用しているからそうなっているだけで、正確に従う必要はないと思います。
バランスの支点は主脚なので、それよりも遠くなるほどテコの原理でオモリは軽くてすむようになります。
もちろん、説明書の指示通り所定の位置に15g積めば万全ですが、積み込むオモリが重いほど脚類への負担が大きくなることも忘れてはなりません。
ボディ内側にある接着ガイド用のダボはカットしています。
上の写真でオモリを置いてる位置にダボが伸びていましたが、カットしてその位置にオモリを置いています。
ダボがあると上下を接着する時に少しズレて合わさる時があり、そうなると合わせ目処理が厄介になるためです。
今回は以上〜
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