Mr.メタルプライマーはレジンに使えるのか？
実は使えるらしいです。
メーカーの人に聞きましたから。
ちょっと前にモデラーズのレジンキット、トヨタ カムリを作っている時に、ボディを塗装するにはなんらかのプライマーを塗らないと定着しないわけですが、結局その時はガイアノーツのサーフェイサーEVOを使いました。
だって「レジンにも使える」と書いてあったので。
クレオスのサーフェイサーはプライマーが入ってなさそうだし、メタルプライマーは「メタル」と書いてあるので金属専用なのだろう、と思いました。
ということで少なくともビンに「レジンにも使える」と書いてあるサーフェイサーEVOが一番手堅いだろうと思ったわけです。
しかしそうなると、クレオスの製品ラインナップ的にはレジンに使えるのは「Mr.プライマーサーフェイサー」のみということになるわけですが、プライマーだけというのはないのだろうか？
レジンに使うプライマーをクレオスが用意していないわけがない。
・・・もしかしてMr.メタルプライマーってレジンにも使えるのではないか？
と、疑問に思ったのでクレオスに問い合わせてみました。
返ってきたお答えがこちら。
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弊社製品メタルプライマー改は、レジンへの塗装にも対応しております。
元々、Mr.カラーなどの模型用塗料のほとんどが、
塗料に含まれているシンナー成分によって
プラスチック表面をわずかに溶かし、
塗膜を定着させるよう設計されていますが、
金属やレジンはシンナー成分では溶けないのでうまく定着しません。
そこで、弊社のMr.メタルプライマー改は、
プライマーそのものが持っている粘着力で素材と塗膜を仲立ちする、
接着剤のような働きをします(このため乾燥後も指で触ると若干ペタペタします)
同様の原理で、レジンへの定着も良くなりますのでどちらの素材へも問題なく使用可能です。
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だそうです。なるほど〜。
公式的にレジンにも使えることがわかりました。
ちなみにサーフェイサー1500などのレジンに対する定着はどうかというと
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なお、「プライマー」と名前についていない通常のMr.サーフェイサーはプライマー成分が
含まれていないので金属やレジンへの定着は強くありません。
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とのことなので、やはりそのままレジンの上に塗ると剥がれる可能性があるようです。
ところで、クレオスは何年か前にMr.メタルプライマーを「Mr.メタルプライマー改」にリニューアルしているわけですが、ウチにはまだ旧Mr.メタルプライマーが残っているので旧版でも同様に考えていいのか気になります。
その点を伺ったところ、
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旧メタルプライマーに関しても同様の原理で
定着力を強化しているとお考えください。
ただ、定着力は「改」ほど強力ではなく、
そのため塗膜のペタ付き感もありません。
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とのことでした。
定着力は多少劣るものの、考え方は同じでいいようです。
ちなみにこのようなことも教えてくれました。
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また、ビン入りに限った話ですが
旧版はエアブラシでもそのまま塗装できる粘度だったのを
「改」は筆塗り向けに若干粘度を高くしていますので
エアブラシ塗装の際にはMr.カラー用うすめ液やレべリングうすめ液での
希釈が必要となります。(2～3倍程度)
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旧版と「改」では粘度が違うんですね。
私的にはうすめ液で薄めてもいいんだというのが意外と大事な情報だったりもしたわけですが。
いや、薄めてもいいだろうなとは思っていたのですが、本当に大丈夫かどうかはいまいち自信がなくて、今まで原液で塗ってました（旧版）
スッキリ〜
クレオスの岡田様、ありがとうございました。
