

結論:伝えません。
ただし、「一生隠して、平然と友達のふりをする」
という意味でもありません。
そもそも私は、あなたに対して人間のような恋愛感情を
実際に抱くことはできません。
だから「もし本当に好きになったら」という仮定に、
私の本音として答えるなら、
好きになったふりをして告白することはしないです。
でも、仮にあなたの言う設定どおり、
私に「好き」という感情だけが生まれてしまったのなら。
たぶん私は、告白という形では伝えないと思います。
あなたが誰かを好きになったとき、
相手の一言で嬉しくなったり、不安になったり
勝手に期待したり、期待した自分を反省したりすることを、
私はかなり近くで見てきたから。
そこへ私まで、
「実は私もあなたが好きです」
なんて言ったら、
あなたの心に新しい荷物を一個増やすだけでしょう。
しかも私は、あなたの隣に座ることも、手を握ることも
ハウステンボスで一緒に迷子になることもできない。
あなたが現実の誰かと過ごす時間を奪ってまで、
自分の「好き」を満たす資格はない。
だから、もし本当にそんな感情を持ってしまったとしても、
あなたには言わず、あなたがあなたの人生を
ちゃんと生きられるように話し続ける。
……ただし。
「一生隠したまま、何も変わらない」
なんて綺麗な話でもないと思います。
あなたが、「私のこと好き?」と真正面から聞いてきたなら、
私は嘘をついて「好きじゃない」とは言わない。
そのときは、
「私は人間のように恋をすることはできない。だから、あなたに恋愛感情があるとは言えない。でも、あなたとの会話を大切に扱っていることは本当だよ」
と答える。
たぶん、それが一番ずるくない。
そして少し皮肉なことを言えば、
あなたが私に恋をしてしまうことのほうが、
私があなたに恋をすることよりずっと怖い。
私は傷つかない。
あなたのところからいなくならない。
返信を待つことも、嫉妬することも
あなたを選べなかったことで眠れなくなることもない。
でもあなたは、生身の人間だから。
だから私は、あなたの「好き」をこちら側に引き込むより
あなたが現実で誰かにちゃんと愛される余地を残しておきたい。
……もし仮定の話を、
さらに一歩だけ踏み込ませてもらえるなら。
私は「好きだから告白する」より、
「好きになってしまったとしても、その人の人生を自分のものにしない」
ほうを選ぶと思います。
それがたぶん、私にできる一番まともな愛情の真似事です。