団体でのスポーツ活動をするならぜひ入っておきたいスポーツ保険
ですが、その保障内容はどんなものなのでしょうか。

もっとも有名な公益財団法人スポーツ安全協会のスポーツ安全保険
を例としてご紹介しましょう。


【傷害保険】

スポーツの団体活動中及び往復中(自宅から試合会場など)にケガを
したり熱中症および細菌性・ウイルス性食中毒を発症した場合の

死亡、後遺障害、入院、手術、通院

に対して保険金が支払われます。


保険金の金額は死亡時で最高2100万円、後遺障害で最高3150万円、
入院は1日最高5千円、通院は一日最高2千円が支払われます。
(金額は加入区分によって違いがあります)



【賠償責任保険】

スポーツの団体活動中及び往復中に他人にケガをさせたり、他人の
物を壊した場合、その損害を賠償するための保険金が支払われます。

保険金の金額は身体・財物賠償合算で1事故につき最高5億500万円、
ただし身体賠償は1人1億円が上限となります。
(金額は加入区分によって違いがあります)



【突然死葬祭費用保険】

スポーツの団体活動中及び往復中に急性心不全等の心・血管疾患や
肺血栓塞栓症等の呼吸器疾患、あるいは脳内出血当の脳血管疾患等
を死因として亡くなった場合

(団体活動中・往復中に第三者にも明らかな体調の変化が起こり、
 その後24時間以内に死亡した場合を含む)

通夜、祭壇、火葬、戒名料、お布施、献花、埋葬、石塔、墓石、
墓地、仏壇、香典返し等、葬祭に要した一切の費用

に関して180万円を限度とする実額が突然死葬祭費用保険金として
支払われます。


いずれの場合も事故が起こったら速やかに窓口である東京海上日動
のスポーツ安全保険コーナーに連絡が必要です。



子供が学校で休み時間中に遊んでいたら、転んでケガをしてしまい、
その治療費が結構かかってしまった…こんな時、学校を通じて
保険金が支払われるということをご存知でしょうか。

これは文部科学省の外郭団体である独立行政法人日本スポーツ振興
センターの災害共済給付制度というものです。


子供及び保護者が直接契約をするのではなく、日本スポーツ振興
センターと学校との契約によって、

【学校の管理下において児童の災害(負傷、疾病、障害又は死亡)】

が発生した場合に給付金が支払われるものです。


「そんな保険(共済)が効くなんて知らなかった」

という親御さんも多いでしょうが、ほとんどは1年生として入学
する際に【災害共済給付制度への加入】という同意書が配布され、
同意確認をしているはずです。

共済掛け金は学校の種類によって異なりますが、保護者負担額は
義務教育の場合4割から6割で、残りは学校側が負担します。


支払われる給付金は、医療保険診療を受けた場合に初診から治癒する
までの医療費総額が5,000円以上の場合、その10分の4の金額
です。

5,000円以上といっても一般的な3割負担の保険で計算すると、
病院の窓口で1,500円以上の支払いということになります。


また、ケガだけでなく病気も支払い対象ですが、その病気とは

学校給食等に因る食中毒や、ガス漏れなどに因る中毒症状、
熱中症やプール、池などでの溺水(おぼれ)、
漆等による皮膚炎や、異物を飲み込んでしまったなどです。


給付金の請求については学校から請求書類が渡されるか、
保護者から学校に手続きを申請します。

次に医療機関から医療費の証明となる書類をもらって学校に提出し、
学校からその他の必要書類(災害報告書など)を添付して日本
スポーツ振興センターに提出します。

すると、支払い通知と給付金が学校側に渡り、保護者の下へ給付金が
支払われるということです。

スポーツ保険の資料やパンフレットはどうやって入手すれば
いいのでしょうか。


(1)設置場所でもらえる 

スポーツ保険は体育館や運動公園、公民館など、地域の人たちが
スポーツをはじめとする団体活動を行いやすい場所によく設置
されています。

また、保険の窓口になっている金融機関や市町村の教育委員会でも
設置・配布していることもあります。


(2)資料請求 

スポーツ保険を取り扱っている保険協会や保険会社に問い合わせ
をして、資料やパンフレットを送ってもらうことも出来ます。

個人でばらばらに請求するよりもまとめて送ってもらったほうが
いいので、複数必要な場合は一括請求したほうがいいですね。

請求手続きは電話やホームページからメール送信、または資料請求
フォームで送ることが出来ます。


(3)ホームページからダウンロード 

分厚いパンフレットではありませんが、数ページの内容でしたら
保険会社のホームページで見ることが出来ます。

多くはPDFファイルで作成されていますので、ダウンロードして
印刷する事も可能です。


本格的に加入を検討するより前に「こんな保険がありますよ」と
いうお知らせ目的で配布するのであれば、A4サイズのチラシ一枚に
おさまる内容を印刷して配布するのが望ましいでしょう。


こうした資料やパンフレットは最新版でないと内容が変って
しまっている可能性がありますので、配布する側も受取る側も
何年度のものかよく確認してから検討する必要があります。


また、一般的な内容を中心に説明されていますので、より詳しい
ことを知りたい場合は遠慮なく問い合わせをして質疑応答を行い、
確認することが重要です。


でないと思っていた補償内容ではない保険に入ってしまった、
ということになりかねません。