渋谷川、またはキャットストリート | えほんや通信

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名作童話の電子出版「えほんや」の編集長・原 真喜夫のブログ。こどもの本と教材、雑誌、実用書の編集を手がける編集プロダクション・スキップの代表取締役。アロマテラピーにも目覚める。村上春樹、マーヴィンゲイ、寿司と焼き鳥、日本酒とワイン。

宮下公園
宮下公園前の交差点です。

渋谷駅から明治通りを原宿方向に向かって5分ほどでぶつかる
最初の交差点です。左に曲がるとタワーレコードです。

ここの地下を川が流れています。
宮下公園

これは通りの反対側、地下鉄ビルの方から眺めた様子です。

この下に、暗渠(あんきょ)となって
「渋谷川」が流れています。


東急東横店の西館の地階にはフードショーがありますが、
東館、のれん街の下には、地階がありません。
これもこの渋谷川が流れているせいだとか。

明治通りを恵比寿方面に向かうと、東横線の高架下に
この渋谷川が顔を出します。
並木橋のあたりからだとよく見えますね。

キャットストリート
渋谷川の上は、キャットストリート

宮下公園をすぎると、明治通りから少し分かれていくのが
キャットストリートです。
この下に渋谷川が流れています。
ですから、ほら…

キャットストリート
道路ですが、重量制限があります。
14tまでしか通れません。
この先のほうにスキップのオフィスもあります。

ここから、表参道のキディランドの横までを
「キャットストリート」と名付けたのは
たぶん、70年代の雑誌「POPEYE」
だったと思います。

キャットストリートのネコ

ネコが多かったんです。

現在ではスラロームのように道路整備がされましたが、
以前は遊歩道の真ん中に大きなツツジの植え込みが
どっかん、どっかん、とあって、
そこをネコちゃんたちがおうちにしていました。

そこに座って、サンドイッチを食べてたりすると、
そばまでやってきたりしてね。
「ワタシにも」みたいな感じで。
キャットストリートのネコ

今もこんな風に少しはいますが、
かなり減ってしまいました。

この渋谷川に、ふたがついたのが
1964年、東京オリンピックの年。
それまでは、今の遊歩道の両側、少しだけしか歩く
スペースがありませんでした。

1960年生まれなので、少しだけ風景を
覚えている気がします。

そのころから、このあたりが遊び場だったもんで…。
会社の場所も慣れ親しんだ神宮前に選びました。
ということで、「渋谷川通信」です。

たくさんのお店ができては、消えていきました。
この場所で、四半世紀も会社を営んでこれたというのは
奇跡に近いかもしれません。

さ、次の四半世紀に向けて頑張らねば!