徒然草 | トロッコ日記

トロッコ日記

「絵本の店トロッコ」の身近な話題を紹介します!

今、

「徒然草」を

読んでいます。

と、いっても

清川妙さんの

「兼好さんの遺言」という本です。

清川さんの解説は

とても分かりやすいです。

いや~「徒然草」がこんなに

面白いとは思いませんでした。


いづくにあれ、

しばし旅立ちたるこそ、

目さむる心地すれ。

    第十五段


場所はどこでもいい。

しばらくの間、日常を離れて

旅に出ているのは、目の覚めるような、

清新な気分が得られるものだ。

     「兼好さんの遺言」より


秋の夜長、

本の中の

心の旅に

出てみませか。


今日のお薦めの絵本は

「E・J・キーツの俳句絵本

春の日や

庭に雀の

砂あひて  」

リチャード・ルイス編

エズラ・ジャック・キーツ絵

いぬいゆみこ訳

出版社  偕成社


トロッコ日記

日本の世界にほこれる文化

俳句が素敵な絵本になりました。


江戸時代の俳句も

英語に訳されると

世界の子どもたちが

楽しめますね。


朝やけがよろこばしいか蝸牛

   一茶


  A red morning sky,

For you, snail;

  Are you glad about it?


このあかく染まった朝の空

きみのだよ かたつむりくん

うれしいかい?


アメリカの絵本作家

エズラ・ジャック・キーツの

俳句のイメージがひるがる絵が

すばらしいです。