子どもの心が壊れた時② | 小さな物語を楽しみ育むblog

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絵本のお話会を始め、絵本の販売やワークショップ、読書会などの活動をしています。

今年は特に、コロナによって、
当たり前だった日常が失われ、
それは子どもの生活リズムや心にとっても
大きな影響が及びました。

そこにお受験に挑むための準備で、
お教室にも通っていました。
真面目で頑張り屋で素直な子ゆえに、
次第に追い込まれていたことに
気づくことができませんでした。

夏に爆発してしまった時、
子どもの心は繊細で、
ストレスというものがこんなにも破壊的で、
危険なものなのだと痛感しました。

ピークの1ヶ月は、まさに、
ホラーのような、
何かに取り憑かれたような…、
癇癪、暴言の嵐。
6歳とはいえ、力は凄いし、
まるで思春期のようなトークを展開し…。

ひたすら向き合い、
耐えて、寄り添うことに、
全力でした。

地域の支援センターに相談したり、
小児科医や心理士さん、
スクールカウンセラーの方々に
相談したり…。
それまで発達の過程に
全く問題がなかったので、
おそらく一過性の強いストレスが
かかったことが原因だろうと言われました。

今まで全く手のかからなかった、
賢いと感じていた子が
突然壊れてしまった衝撃に
私は自分を責め、
あと少しで私もおかしくなりそうでした。

でも…
救えるのは…
母親である自分しかいないと
強く強く思ったのです。
子どもと自分を信じなくては…と。

私は、今までの子育てを顧みて、
とにかく全ての習い事をやめました。

本来ならば願書を書く時期に、
殆どの受験を捨て、
10冊ぐらいの育児書を読み漁りました。

そして、以下のことを実践しました。

ダメ出しや命令、質問を控えて、
子どもの言葉を繰り返し、実況中継し、
良いことをひたすら褒める…。

実践してみると、
まず私自身が楽しくなり、
笑顔にあふれることに気がつきました。
あぁ、今までずっと、
こんな風に子どもと関わり、
ゆったりと遊んでいたらよかったなと…。

子どもに本当に寄り添うということは、
どうゆうことなのか。

それが、わかった時は、
私の中で築かれていた氷の壁が
溶けるかのように
子育てって、人を愛するって、
こうゆうことだったのだな…と、
深い気づきを得たのでした。

結局、子どもの突然の異変、癇癪は、
約2ヶ月弱で、
まるで悪夢の幻のように、
消え去ったのでした…。

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