家族で葛西臨海公園に出かけました。
海に隣接した広い敷地に
人々が心地よく笑い過ごしていました。
３月１１日。
都心に近い19階のオフィスは揺れに揺れ
窓の外に広がる東京の景色は
ところどころで煙が上がっていました。
エレベーターもトイレも止まり
身動きが取れない状態。
ビルの中にいた方が安全なのか危険なのか
不測の事態に会社も判断に戸惑う様子。
いつまでも続く余震で酔いそうになる中
インターネットから
東北で起こっている信じられない状況が流れ
地球が壊れてしまったのかと
お腹の赤ちゃんを両手で守りながら
デスクの下でヘルメットを被ったまま
どうかどうかおさまってくださいと
地球にひたすら祈りました。
夕方、余震の揺れで皆が不安の中
なんとか歩いて帰宅しました。
どこまでもどこまでも
たくさんの人が歩いていました。
自転車屋さんの自転車は売り切れ
コンビニの食べ物は品切れ状態でした。
帰宅するとテレビが倒れていて
見ることができませんでした。
夫は海外出張中で心細く
夜はラジオとインターネットで状況を確認し
そのうち両親と電話が繋がりました。
妊娠中だったのもあり
家族の指示や上司の心配りのお陰で
翌日に新幹線で帰省しました。
被災地を思うと胸が締め付けられ
やりきれない
はかりしれない悲しみを思うと
ただただ苦しく
それは今も様々な話を
涙なしには聞くことはできません。
あの日のこと、
忘れることはないでしょう。
忘れてはいけないでしょう。
この日が来るたびに手を合わせ
ご冥福をお祈りすると共に
生かされていることに感謝し
今と向き合い
家族をはじめ 周りの人を
大切にしていくんだと
胸に刻んでいこうと思います。
