今日の絵本16「しんせつなともだち」(2月28日) | 小さな物語を楽しみ育むblog

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絵本のお話会を始め、絵本の販売やワークショップ、読書会などの活動をしています。

2月も今日で終わり。

いよいよ3月チューリップ赤

春の到来が待ち遠しいですね。

 

さて、今日の絵本は

 

「しんせつなともだち」

 

 

作 方 軼羣

絵 村山 知義

訳 君島 久子

1987年初版 福音館書店

 

中国の作家、フォンイーチュンさんの名作です。

村山知義さんの絵がまた印象的で

動物たちの表情に人情味があり

作品のメッセージをより深めているように感じます。

君島久子さんは数多くの

中国児童文学や中国の民話を翻訳され

多くの功績を残されています。

 

雪の降る寒い寒い夜。

食べるものがない中、

一つのかぶが、友だちから友だちへ

思いやりと共に運ばれていき…。

 

優しさが灯火のように

心と心を繋ぐ

温かな気持ちになる作品です。