絵本ではないんですが、
読了。
親子の関係を考えさせられる内容です。
「からすのパンやさん」が登場します。
寝る前に娘が読んでとせがむんですが、「これ長いから、ほかのにして」と母。すると娘は、「じゃあこっち」と持ってきたのは、「からすのてんぷらやさん」笑
あー、私も同じこと思ってたわー、と。
楽しい絵本だけど、寝る前にはきついわー、って。
それで違うのって持ってきたのが、てんぷらやさん、
母からしたら、なんにも変わってないやん、ってつっこみ入れたくなりますね。
瀬尾まいこさん、三省堂の著名人選書フェアで、「からすのおかしやさん」を選んでいるんです。そこでこんなこと書かれています。
「続きを知れてうれしくなった本」として紹介されています。
子どものころよく読んでいた「カラスのパン屋さん」。自分が親になってわが子に絵本を読むことで、あのカラスの子どもたちがそれぞれ飲食店を営んでいたことを知って、うれしくなりました。そばやさんに、おかしやさんに、てんぷらやさんに、やおやさん。それぞれ家族を持ってお店を切り盛りしている姿がほほえましいです。
小さい頃の思い出が、母と子の物語を書くにあたって、ずいぶん影響しているんだろうな、と思いました。
「からすのパンやさん」
「からすのやおやさん」
「からすのおかしやさん」
「からすのてんぷらやさん」
「からすのそばやさん」
そして、この本、「ありか」、表紙は荒井良二さんなんです。
「ありか」
対談で、装丁者の名久井直子さんが荒井さんの好きな作品として、『きょうはそらにまるいつき』(偕成社)、これがこの作品『ありか』に通じるところがあるかもしれない、とおっしゃっています。
「きょうはそらにまるいつき」
でも、表紙のイメージはこちらが似てますね。
「あさになったのでまどをあけますよ」
【今後の予定】
9/28(日) 大人絵本の夕べ
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