絵本紹介「チョキチョキチョッキン」 | えほんらへん

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絵本まわりのこといろいろ。
絵本専門士としての活動や、絵本セラピー(R)、絵本読み聞かせのこと…。
大人も子どももお気に入りの1冊を見つけてほしいなと思っています。

テーマ「王さま、殿様、帝、王子」で集まった月イチ絵本部。
 
 
その中でこんな絵本をご紹介いただきました。
 
「くろはおうさま」

 

点字絵本です。

真っ黒な紙に銀のような白い線と点字で描かれています。

目の見えない人がどんな風に世界を見ているのか、「くろはおうさま」その深い意味を考えさせられる美しい絵本です。

 

この絵本を紹介いただいた時に、大阪にある「てんやく絵本ふれあい文庫」に行った時のことなどをおはなしいただきました。

「てんやく絵本」については、「しろくまちゃんのほっとけーき」を書店で見たことがあるな、という程度で、全くといっていいくらい知らない世界でした。

 

「てんじつきさわるえほん しろくまちゃんのほっとけーき」

 

そこで、少しは勉強してみようと、手に取ってみているところです。

 

「チョキ チョキ チョッキン」

 

国内初出版の点字つき絵本だそうです。

「てんやく絵本ふれあい文庫」代表の岩田美津子さんとひぐちみちこさんとで作られました。

点字でストーリーが書かれています。

絵の上にも立体感のあるシートが貼られていて、凹凸が感じられます。

私は読めないのですが、絵のそばになにか点字で書かれているところもあります。

目を閉じて、さわってみて…。

うーん、私にはこの手の感覚がカニとは読み取れません。

目の見えない方が触れると、私たちが絵本の絵をみるように感じられるんでしょうか。私には指先の感覚をいくら研ぎ澄ましてみても、よくわかりません。点字もこの字とこの字の違いを感じるのも難しいです。

 

【今後の予定】

3/22(土) 「大人絵本の夕べ」

3/26(水) 大人絵本を楽しもう