今年の４月に出た新刊です。
今年１月に松岡享子さんが亡くなる前に病床で降矢ななさんと一緒に作った作品だそうです。
ちょうど昨日、京都新聞にとりあげられていて、なんだかほっこりあたたかい気持ちになれるような気がして、手に取りました。
「えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日」
新聞では、
「贈り物のような１冊に」
と題されていました。
絵本の最初のページに、
「『暮らす』ということが大事。いそがしく、たのしくね。」松岡享子
と書かれています。
これは、病床の松岡享子さんが、娘の恵美さんに語ったことばだそうです。
このことばをかみしめながら読むと、まさにふつうに「暮らす」ということの大切さが伝わってくるようです。
忙しい、
忙しい中にも、日々の暮らしを味わい深く過ごすこと、
毎日をたっぷり味わいたいですね。
おはなしは、えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのちょっとおとぼけな様子がほほえましくてほっこりします。
家に入ると、二人とも「豆」なので、頭がつるっと、その様子もおかしくってくすっと笑えてきますよ。
