こんにちは。
 
今日はわたしが気に入っていて
「将来」、ぜったいに息子に読んであげたい一冊をご紹介します。
 
それは
 
「ことばのかたち」 作 おーなり由子
 
友人から紹介してもらった本なのですが
とっても詩的で
なおかつ、真理をついているなあと思うお話しです。
 
ことばをかたちにしたらどんな風かな?というのを
優しい文章と絵で表現されています。
 

人を攻撃する言葉はどんな形なのか。
 
人にやさしさを伝える言葉はどんな形をしているのか。
 
愛を伝える色はきっとピンク色をしているだろうし
人をののしる言葉は黒色をしている。
 
言葉のイメージを色や形に置き換えたとき
その言葉の性質がわかる。
 
じゃあ、ふだん私たちはどんなことばをつかっているだろう。
どんなかたちや、色をしているだろう。
 
そんなことを深く考えさせてくれる本なのです。
 

昔、知り合った人で少し霊感がある人がいました。
 
その人は
矢のようなものが
街を歩いている人の背中に刺さっているのが
見えるのだそうです。
 
「だれかから攻撃された言葉なんだと思います」
とおっしゃっていました。
 
矢が刺さった人たちに苦しい表情はありません。
でもそれはジワジワと身体に突き刺さっていくのかなと思います。
ジワジワと心をむしばむのかもしれません。
 
言葉は見えないけれども、エネルギー

だれかの心に向けて、発せられるものなのです。

だからこそ、注意して言葉を選んでいきたい
 
そう思わせる本です。
 
と、いいつつ
翻って自分の生活を見てみると
毎日子どもに「〇〇しなさい! なんでできないの?」と
ひどい言葉を言ってしまっている自分。
猛省です。。。

言葉には力がある。

だからこそ、いいものを使っていきたいですね。
 
子どもが使う言葉も
だれかを傷つけないものであってほしい。
できれば、人を力づけられる言葉を話す人であってほしい。
 
この繊細なお話が
子どもの心に届くのはきっと高学年以降。
 
だからその日をまって
この本を贈ってあげたいと思います。
 
いつか「ことばのかたち」を子どもに読み聞かせてあげたい。
それが私の小さな夢です。
 
そのころ、
この本を素直に受け止められる
子どもに育っていることを祈って。笑
 
まずは、自分から言葉を気を付けないといけないなあと
自戒をこめた一冊です。
 
こちらで試し読みもできますよ~。

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