利尻山とブルーナ カラーの『あけてごらん』 | 絵本島 

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大人も絵本を楽しもう!絵本の紹介と感想を発信します。
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絵本と島生活の楽しさを合わせたブログです。


 今日ではありませんが…。またまた利尻山。美しい姿です。


 今日の絵本は


あけてごらん

ディック・ブルーナ   絵

村田さち子 文

星けい子(わんどわーく)

やすいようこ(レイ・アップ) 構成

講談社


 絵がディック・ブルーナさんで、文と構成は日本の方が担当しているところを見ると、この絵本は、ブルーナさんの絵を使って作られた絵本ということになりましょうか。


 黄色い扉と赤い扉、緑の扉、青い扉があります。赤い扉はオレンジがかったブルーナさんの赤です。


 それぞれの扉をミッフィー(うさこちゃん?)が、ノックして開けていく仕掛け絵本です。


 黄色い扉の中には、ライオンとバナナと星

 赤い扉の中には、豚とりんごとにんじん

 緑の扉の中には、緑の葉の木とわにとかめ

 青い扉の中には、鳥とぶどうと汽車


がいました。


 表紙にも穴が開いていて仕掛けになっているのが面白いです。 

 

 黄色い扉には黄色いもの

 赤い扉には赤いもの

 緑の扉には緑のもの

 青い扉には青いもの


を集めたんですね。


 有名なことですが、ブルーナさんの色はブルーナカラーと言われていて、それぞれにイメージがあるそうです。

 ネット上のブログなどでも紹介されています。それらをいくつかみてみました。


 黄色は、太陽の光のイメージ

 赤は、あたたかさやうれしい気持ちなど

 緑は自然

 青は、寒さや悲しい気持ちなどのイメージ


だそうです。太陽の光には、明るさ強さも含まれそうな気がします。赤はポジティブなイメージ。青はネガティブなイメージ。

(ちなみに初めはブルーナさんはこの4色で描いておられましたが、あとからキャラクターを描くために茶色と灰色が増えたそうです。)


 ブルーナさんの絵は、極限と言っていいほどまでにフォルムもカラーもシンプルに洗練されています。そしてシンプルな中でも、色遣いにもメッセージがあるのだと思いました。

 だから、今度は色にも着目してブルーナ  さんの絵本を読んで、眺めて、見つめてみようと思います。


 良い一日を!