札幌市えほん図書館と『世界にひとつのキッチン』 | 絵本島 

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大人も絵本を楽しもう!絵本の紹介と感想を発信します。
今住んでいる利尻島の毎日を日記ふうに書いていきます。
絵本と島生活の楽しさを合わせたブログです。

 午前中に白石の絵本図書館までランニングしました。

 豊平川です。昨日の夜たくさん雪が降ったので石の上に雪が乗っています。豊平川の近くで育ったので、ふるさとを感じます。


 えほん図書館は白石区の複合庁舎の中にあります。


 複合庁舎に入ると、白石区のゆるキャラしろっぴーとくろっぴーがお出迎え。


 えほん図書館は6階にあります。


 入口前の敷物です。


 ここから入ります。どんな本があるかな。楽しみ〜ラブ

 お正月絵本と来年の干支「龍」🐲の絵本を借りてきました。


 今日の絵本は


 

世界にひとつのキッチン

作画 青山邦彦

河出書房新社


 写真のように正確な形の絵がいいですね。

「工場/おしごと絵本」というシリーズで、副題には「家族みんなの笑顔が生まれるまで」とあります。

 お家のキッチンが古くなって、新しいキッチンを作って設置するまでのお話です。


 知らなかったことがたくさんありました。

 キッチンは使う人に合わせて設計されて作られるということです。そういう意味では、まさしく「世界にひとつのキッチン」なんですね。もしかしたら、既製品の出来合いのキッチンもあるかもしれませんが…。


「クリナップ」という実在のメーカーが登場します。

 ショールームに行き、アドバイザーに希望を伝えます。アドバイザーはPC上でキッチンのデザインを作っていきます。


 それから舞台は工場へ。

 実際にどのようにしてキッチンが作られていくのかを絵本で見ることができます。

 ITを取り入れたシステムで作っていくそうです。

 でも実際には人の手で組み立てられていきますから、各工程にプロがいるのがわかります。

 特に感心したのはステンレスの表面仕上げです。

 毎日何気なく使っているキッチンですが、この表面仕上げには経験と熟練が必要で、10年も20年も働いているベテランの職人さんが手作業をしているのです。

 これからキッチンのステンレスを見る目が変わりそうです。


 キッチンの取り付けも、プロの技です。

 レーザー水準器を使って水平にピッタリ合わせて取り付けていきます。

 詳しくは絵本を見ていただくのがよいですが、こんなにたくさんの人の手をかけてもらって、キッチンは出来上がっているのだとわかりました。

 

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 こういう職人さんの仕事を知るのっていいですね。

 自分の使っているものに対して、それを作ってくれた人々に対して、感謝と尊敬の気持ちが湧いてくるからです。

 感謝の気持ちを感じることが快いのです。