「わし」2021年(A4コピー紙・ボールペンとカラーサインペン)
約1年間の不登校を乗り越えてはじめて新しい学校に行く時に見た鳥の群れを「わし」に見立てて書きました。
1羽だけ混ざっていた真っ白な子も描かれています。
それからは、「わしを見に行こう」といってだんだん毎日楽しく通えるようになりました。
ごうきの新しい場所へ羽ばたきたいという思いと、心の再起を感じ取れる作品です。
☆作・タイトル命名:ごうき
☆キャプション:ごうき姉まゆほ
~ダウン症少年画家ごうきが
サインペンだけで創るシュールPOPな世界観~
2021年に長女が参加した展示会に出品した作品の一つで、
2022年12月に浜松市で行った「障害者アート展」にも出品いたしました。
ごうきが1年間の不登校を経て、
中学2年生で転校した特別支援学校にも
すぐに慣れたわけではなく、
初めのうちは、なんとか学校まで車に乗せて行ったものの、
駐車場に停めた車から降りられず、
担任の先生に説得してもらったり、
お姉ちゃんについてきてもらったりしていました。
(気持ちの切り替えが苦手なごうきの扱い方については、
またの記事にいたします。)
ある日の朝、見かけた鳥の大群の中に1羽だけ
「白い色の鳥」がいました。
それを見た日、夕方に帰ってくるなり、
自分の持っている「わし」のフィギアを取り出し、
それを観察しながら一気に描き上げた作品「わし」。
私は、朝の出来事はすっかり忘れていたので、
あれ?1羽塗り忘れたのかな?と思って、
ごうきに言おうとして、はっと思い出したのが、
その日の朝に見た「1羽の白い鳥」のことでした。
ダウン症のある子は視覚優位な子が多いようで、
観たものを映像のように覚えているようですが、
ごうきもその通り、見たものを
そのまま写真のように?映像のように
覚えてしまうようです。
☆【わし】は、2023年9月に
愛媛県庁内のゆるりカフェ夢屋さんでの
「にい浜まつ5人展」にも出品する作品です。
ごうきの絵の活動について
「好きを伸ばし自信になったこと」と題して書いた記事はこちらです。↓
これからも、日々、たくさんの絵を生み出しているので、
全国、海外?の皆さまにも見ていただける機会を作って
いけたら良いなと夢は無限に広がっています
これからの、ごうきの絵の活動を応援していただけたら嬉しいです。
私が11年綴っている「えほん文庫」のブログはこちらです↴
2023年8月3日~5日に開催した
ダウン症少年画家ごうきのミライエ展を
取材して紹介していただいた
静岡第一テレビのニュースはこちらです↴
※ダウン症の告知についての体験談は、
9年前から、聖隷クリストファー大学 助産学専攻科にてお話しさせていただき、
4年前からは、浜松医科大学でも非常勤講師として授業をしています。
☆2023年、現在のごうきは特別支援学校の高等部1年生で、
昨年から、ダウン症少年画家ごうきとして、
絵の個展を開くなどの活動を始めています。
2022年秋の作品展の密着取材
(私のインタビューと作品展の様子がわかる)YouTube動画はこちらです。↓
家族の中心にごうきがいることを幸せに感じております。