『絵本びより』へようこそ。

 

 

 

梅雨真っただ中ですが

今日は久しぶりに

太陽が顔をのぞかせてくれています。

 

 

ここぞとばかりに

洗濯・掃除、すすめました!

 

暑くも寒くもなく

絶好の家事日和ですね 笑

 

 

 

でも、残念なことに

またすぐ、こちらの出番が来そうな・・・

 

 

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さて、そんな今の季節にピッタリの絵本を

今日はご紹介します。

 

 

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 『おじさんのかさ』

 

  佐野 洋子 作・絵

  講談社

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おじさんは りっぱな傘を持っています。

とても大事にしている傘です。

 

 

少しくらいの雨なら、ぬれたまま歩きます。

もう少し降ると、あまやどりします。

あめがやまないときは

知らない人の傘に 入ります。

 

 

なぜかって?

かさが ぬれるからです。

 

 

そんなおじさんが

とうとう、かさを開きました。

だって、とっても楽しそうだったから。

さて、何があったのでしょうか?

 

 

 

 

 

初めてこの絵本を

娘と一緒に読んだ時

かさをささないおじさんを見て

 

「えー!」と驚き

 

「だめだよー!」と

言っていた覚えがあります。

 

 

 

でも、ページが進むにつれ

どうもおじさんは、かさを大事にしているらしい。

 

大事だから、ささないらしい。

 

ということがわかったのか

静かに聞き始めました。

 

 

 

そして、その大切なかさが

おじさんにとって、どんどん

楽しいものになっていく様子を

ウンウンと、頷きながら聞いていました。

 

 

自分がかさをさしている光景を

想像してるっぽい 笑

 

 

 

 

最初は「へんなおじさん」だったのが

最後は仲間意識?のようなものが

芽生えたような感じだったのな?

 

 

 

 

実は娘のはじめてのかさは

サンタさんからのプレゼントでした。

 

2歳の時だったでしょうか?

なぜか かさをリクエスト。

 

 

 

雨の時に使うのではなく

ずっと、家の中でさしたり

テントにして遊んでいました。

 

おじさんと 似ていますね 笑

 

 

 

 

ついこの前は、雨の中

お友達と二つのかさをくっつけて家を作り

その中で小さくなりながら

二人で楽しそうに、クスクス笑ってました。

 

 

その様子を見て

私も小さい頃、雨の中で遊んだことを

思い出しました。

 

 

 

 

 

「かさ」の中って

なんだか特別な空間を感じますね。

 

 

雨が傘を打つ優しい音。

 

外の様子がわかりながらも

自分達だけの空間。

 

安心できる場所。


 

 

今でも、傘をさすと

あの頃の「自分だけの空間」が

よみがえってきます。

 

 

ちょっと、雨が待ち遠しくなってきたかも。笑

 

 

 

大人も子どもも

かさを通して

雨の時間 楽しめるといいですね。