大人が絵本を深読みする会 土曜の昼間にやりました | 「自分の人生を自分の意志で歩いて行く」 キャリアカウンセラーのオフィス・ワン!

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自分のことを好きになり、自分を大切にしながら、自分の意志で人生を歩いて行く。キャリアコンサルタント福島瑛子はそのお手伝いをいたします。


こんにちは
絵本を使うキャリアコンサルタントの福島瑛子です。

昨日久しぶりに
「大人が絵本を深読みする会」を開催いたしました。

2か月ぶりですが、土曜の昼間開催は初めて。
これまでは平日夜にやっていたので、
どれくらいの方が参加してくださるか不安でした。

でも、
心配して万難を排してかけつけてくださった
皆さんのおかげもあり、
無事満席となりました。


とはいえ、半数は初参加の方。

ウォーミングアップに
『このあとどうしちゃおう』
を読んで、ワークをしました。
このあと どうしちゃおう/ヨシタケ シンスケ

¥1,512
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亡くなったおじいちゃんの部屋から
天国に行った時のことを書いた
ノートが見つかりました。

天国に行くまでに何をするかとか、
天国に行くときの服装、
天国に行ったらこんなことをしたい、
こんな神様がいたらいいな、などなど。

***


読んだ後
「死んだら何をしたいか」
を書き出していただきました。


・死んだらどうなるか知りたい。

・世界と宇宙と海底に行きたい。

・自分が生きているときに
世の中に役に立つものを発明して、
100年後それで世界がどうなっているか見たい。

・イルカになって人間に「いいなあ」といわれたい。

・生きている人の役に立ちたい(1日5時間くらいで)

・二部構成で、まず一部では自分が死んだ後の
気がかりなことがどうなるか見守りたい。
二部では、知恵の神様の集まりに出て、原発問題
などをどうするか話し合いたい。

・おばけになって、嫌いな人を驚かせたい。

・ひきこもりたい。そしてたまに世界一周する。
・毎食こってりラーメン煮卵入りを食べる。


などなど、思った以上におもしろいお話が出ました。



あらゆる制限がなくなったらやりたいこと
を考えると、今の本当の気持ちややるべきこと
が明らかになるように思えます。



私がいいなと思ったのは、
1日5時間くらい生きてる人の役に立ちたい
というものです。

1日5時間以外の時間は、自分のために使う
ということですよね。

自分自身を満たすこと、
自分自身の人生を生きることが
すごく大事だと最近強く思うのです。

死んでからの話をしていて、
「生きること」というのもヘンですけど(-_-)


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ほしをめざして/ピーター レイノルズ

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生まれてから歩き出したぼくは、
ある時葉っぱが水に浮くことを
不思議に思います。

その時から「旅」が始まります。

慌てて走っていったうさぎを追いかけ、
道しるべに従い、
猫やカラスと会話をしながら。

***
・葉っぱは興味のあるもので 星は目標。
何がしたいか、どこに向かっているか
それが分からないと迷ってしまう。

・途中まで「道しるべ」はただの記号だった。
「道しるべ」に従って流されていただけ。
生きたい方向性が見えてきて初めて
自分の進むべき方向が分かってくる。

。天職は英語でcalling。
そこへの欲求があるからそこを目指す。

・最後の「ここからはじまる」という言葉は、
本当の意味の自分の人生が始まるという意味。

・カラスが「どこに行きたいのか
自分の心に聞いてごらん」と言っている。
みんなが行くからという態度では
道に迷ってしまう。

・ドリフトキャリア理論が浮かんだ。
あっちいったりこっちいったり漂流する中で、
大事なことを身に着けていく生き方。

・自分は、目指すものに向かってスタートしたら
最初のキラキラした思いは消えて、
辛いことが多くなってしまったので、
あまりこの話に入り込めなかった。
夢見がちな時期と現実のギャップに悩んでいる。

・猫が「前をたくさんの人が走っている」
というけれど、話の中にはウサギしか出てこない。
前の人が見えないのは不安だが、
大勢の人が前にいるというのが本当かどうかも
分からない。いたとしても、参考にはならない
ということではないか。

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まちのいぬといなかのかえる (大型絵本)/モー・ウィレムズ

¥2,052
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町の犬は田舎に引っ越してきて
田舎のカエルと仲良くなります。

春夏はお互いの遊びを教えあい、
秋は思い出に浸りますが、
冬にはカエルはいなくなりました。

次の春、寂しそうに友達を待つ犬の前に、
田舎のリスが現れます。

***

・カエルは冬眠したの?
春になったらまた会えると思ったのに、
「あれっ」という感じ。

・子供たちに読んだら、
カエルがいなくなったらリスに
乗り換えればいいと思うかも。
カエルは死んじゃったんだねと
伝えたほうがいいかも。

・本の扉に
「季節と移り変わるすべてのものへ」
と書いてある。「移り変わる」がポイントかも。

・高校、大学、会社と付き合いは変わっていく。
そんなことかもしれない。

・カエルはカエルで、別の出会いがあったのかも。

・カエルは犬に「冬眠するよ」と
伝えておいて欲しかった。

・カエルはリスに生まれ変わったのかもしれない。

・犬が言う「都会の遊び」や
カエルが言う「田舎の遊び」は、
都会の遊びでも田舎の遊びでもない。
「犬の遊び」であり「カエルの遊び」だ。
それぞれが、思い込み勘違いしている。

・自分が会いたい会いたいと思っていても、
相手がそう思っているとは限らない。
本当に思いあっていれば、自然とそうなるもの。

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暑い中をお運びいただきまして
ありがとうございました。


あなたの人生が、より豊かになることを
願っています。