1匹の子犬の行方は | 認定NPO法人えひめイヌ・ネコの会ブログ

1匹の子犬の行方は

Hさんから

Yが保護したその日に3匹の子犬を引き継ぎました。

 

 

みんな身を寄せ合い、一枚岩になって居るように離れません。

 

 

今日初めて

母犬から離れ・人間を見て・触られ・病院に連れて行かれ・車に乗る

初めての経験を朝から目まぐるしくしたのですから

パニックになって居る事は容易に想像できます。

 

 

Hさんから見つけられなかった1匹は

もしかしたら沢山の瓦礫の下に潜り込んで

出られなくなっている可能性がある事聞きました。

 

明日、また現地に行って見るとは言われていましたが

私も、居てもたってもいられなくなり

早朝現地に行ってきました。

 

 

母犬は隣接している隣の市までご飯を食べに行っているため

朝早く行けば、母犬が居るかもしれないと考えました。

(Hさんから日中は母犬は留守になって居る事聞いていたので)

 

 

 

 

場所の行き方、どんな状況かを聞いていましたが
やはり百閒は一見にしかず

現地に行くと

聞いて想像しているのと

実際に目で見るのとでは

感じる所の違いをより正確に把握できました。

 

 

残念ながら、母犬はいませんでした。

 

 

その場所は子犬を隠して育てるのに最高の場所でした。

天敵から守れる環境が十分に備わっていました。

 

背の高い木々が生息し真ん中に小屋でもあった物が崩れたのか

持ち主が、廃材をその場所に置いた(捨てた)のか

古い木材には錆びた釘が刺さったままで

割れた波板スレートやブルーシート・木々の枝・落ち葉・つる等で層になっています。

 

昨日、生き埋めになって居るかもしれないと探したため

瓦礫が散乱し、この下を探すには

全て引き出さなければなりません。

端からのけてみたり

音を聞いてみたり

いろいろしてみましたが、見つけだせる感じが全くしません

ゴソゴソしているので、

怖がり奥へ奥へ入り息を殺してより出て来ない事も考えられました。

 

この下にいるのなら、私が踏んでしまう

入り込むのも躊躇します。

 

フワフワな足元、歩くのも一苦労です。

潜り込むことも子犬なら容易に出来るでしょう

 

 

木々がある藪ゾーンの周辺を探索し探し回りました。

母犬がいれば、どこに埋まっているのかわかるかもと思ったり

(母犬が離れず救出しようと掘る動作をすると考え)

出ていれば子犬が母犬に寄っていくのではないかと思ったり

したのですが・・・

 

母犬は我が子が連れ去られた跡を見て

命がけで守り育てて来た子供たちが居なくなっている事に気が付いた時

血眼で探し回り、悲観しているでしょう

人間社会が勝手に作ったルールによって

野良犬と言うだけで過酷なのに

ひっそりと生きてゆく事さえ許されない

本当に人間は身勝手な生き物だと思います。

 

同じ犬なのに・・・

 

もう無理だと撤収しようとしたとき

茶色い子犬発見

 

生きていた~良かった~

 

探していた瓦礫の下ではなく、その横ゾーンの

枝の上に落ち葉が積もりドーム状になって居る下で座っていました。

 

もちろん追いかけましたが

ツルに体を取られ、足元が悪い中

すばしっこい子犬はスルスルと藪の中をすり抜けて行ってしまいました。

その後は、どんなに探しても無理でした。

 

その場所を後にする時

頭上では、カラスや猛禽類を見ました。

 

すぐにHさんに連絡し

瓦礫の下ではなく、外にいて元気にしている事を伝えました。

その後、Hさん達も兄妹犬を連れて保護に行きましたが現れず・・・

 

また、別日に捕獲器で保護する方法に作戦変更となりました。

 

場所的に、ひらけていて追い詰める場所等も一切ありません。

住宅地でもなく、広大な場所

保護は難航しそうです

 

 

 

明日は、保護した5匹の様子をお伝えします。

(3匹(黒・白・茶)にはありがたいことにトライアルが決まっています。)

 

残り1匹一日も早く保護できますように

(ママ犬が隠してしまわないようにお願い)

 

 

 

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