野良猫物語/一歩を踏み出す勇気 | 認定NPO法人えひめイヌ・ネコの会ブログ

野良猫物語/一歩を踏み出す勇気

 

家庭猫としての、幸せな生活を手に入れたのは

偶然ではなく

懸命に動いた人たちの行動力と愛情ラブラブのおかげです。

 

 

大きな企業のゴミ置き場に、約3年前に一匹の♀野良猫が現れました。

たくさんの人が出入りする場所では

猫好きな人もいて

(一般的に好き2:嫌い2:どちらでもない6くらいの割合かと思われます)

こっそり、餌をもらっていたみたいです。

ただ、誰が餌をやっているのかはてなは不明でした。

 

 

お母さん猫は、そんな環境のゴミステーションに住みついたのです。

そして、年に2回のペースで出産していったと言います。

発情期になれば、いつもはいない♂猫がふらりと現れ

妊娠させていきます。

ただ、♂猫はゴミステーションには住みつきませんでした。

 

 

普通に考えると、初めのお母さん猫1匹から

どんどん増えて行くのではないかと思うと思いますが

カラスに取られたり

事故に遭ったり

中には、子猫を家に連れて帰ってくれる社員さんも居たそうです

そして、大きくなって、子猫から子供を産める体へ若猫に成長した頃

(生後6ヶ月位になったら)

お母さん猫が、子供たちを威嚇し、縄張りから出て行けと言うのです。

そして、追いやられた子猫(若猫)は、餌が食べられなくなり衰弱死したり

行方不明になったりして

増える事は無かったと言います。

それが、約1年ほど前に、ハトよけのネット工事を行いました。

猫の為ではなく、もちろん人間の為にです。

それが、子猫にとって生き残る事が出来るきっかけとなったのです。

ハトよけになったネットは、当然、天敵であるカラスよけにもなりました。

 

 

カラスに持って行かれることが無くなった子猫達はすくすくと育ちました。

5月に4匹出産

そして、3ヶ月後の

8月には7匹出産したのですびっくり

それも、全員すくすく育つものだから、あれよあれよと言う間に

4+7+1(お母さん猫)=12匹となりました。

(♂♀の割合は、初めの4匹は♂3匹+♀1匹

次の7匹は♂3匹+♀4匹です)

12匹中♂6匹+♀6匹の割合でした。

 

そこで、ずっと世話をしていた方が、これではいけないと

問題視されたのです。

(初めの子猫で思われたそうですが、実際にはっきりと行動に起こしたのは12匹になってから)

そして、後悔されました。

もっと早い段階で手術しておけば・・・・と

こんなに増えては、どうしたらよいかわからない

 

 

企業の部署にかけ合い、問題提示して協力を求めましたが

「保健所に連絡しましょうか?」

と、協力は得られそうになく

違う方に協力をお願いすれば

逆切れ・・・・

ただ、自分一人では難しいから、協力者をと提案したのに

誰も聞き入れてくれませんでした。

どうしよう、どうしようと思っている間に、12匹となり

ますます、頭を抱えたわけです。

 

 

そこで、Aさんが困っている事をたまたま耳にして

立ちあがりました。

初めての事だし、どうしたらいいかわからないけれど

とにかく、何かしなければ・・・・

(そこでのお勤めですが、野良猫の事は知らなかったのです)

Tさんも、何もしなかったわけではないのです。

自分なりに行動を起こされ、獣医師会の地域猫無料手術に申し込みをし

2匹は手術しました。

そこまでは一人で頑張られたのです。

 

Aさんが立ちあがった事で、流れが一転します。

Tさんより、現状調査をし

猫の家系図を作り、まず、現状どのようになっているのか

どうして行くのかを図式化・明確化し、誰にでもわかり共有しました。

優先順位を明確にして、不妊去勢手術を実施する

そして、その事を行動に移し出したのです。

 

 

管理や、詳しい内容は初めから関わっているTさんが担当し

環境改善も行いました。

こういう事をしますと発表すれば

知らない人から(大きな企業なので部署が違うと知らない人が多い)

「私、こっそり餌をやっていたのです。

何も協力できないけれど、手術費を集める協力させてください。」

と名乗り出てくれる人や

同じように問題視していたけれど、どうしたらいいかわからなかったと言う人や

水面下で動いていた人たちが、現れはじめたのです。

結局の所、餌をこっそり上げていた人が10名程度いましたびっくり

(そっそんなに・・・・)

 

 

12匹の内、2匹は会社の方が家猫にと連れて帰ってくれました。

残り10匹です。

(会社の方への貰い手はもう、限界が来ていました。猫を飼いたい人へは、行きわたってしまっていたのです)

手術一つするのも、予約・捕獲・送迎・リリースもしくは保護(健康診断他・受け入れ準備)

とたくさんの手順を段取り良くしていかなければなりません。

Aさんはフルで働いているので、病院への送迎が困難

そこで、ママ友の方に協力してもらいました。

ママ友の方の都合・病院の予定等をスケジュールを管理・それぞれに連絡するのも

大変な作業

一度に全部連れて行く事も出来ませんし

1匹・2匹と連れて行ったり、連れて帰ったりを繰り返します。

耳カットをして地域猫としてそこで生活させようと言うのから始めましたが

(オープンにしましたが、一時保護できる人は一人も見つかりませんでした)

手術を進めて行くうちに、、季節は真冬となり

大寒波が訪れます。

 

手術後の♀の子猫を(生後5ヶ月~6ヶ月)ゴミステーションに戻すことが

どうしても出来ず

Aさんは、自宅へまず、術後の子猫2匹連れて帰りました。

 

Aさんちには、犬も猫(エイズ)もいますので、正直、余裕はありません。

それでも、接触させないように、別の部屋にゲージを2つ入れて

別々に世話をしました。

仕事もして、主婦もして、まだまだ手がかかる子供たちの母親であるAさんに

時間の余裕なんてありません。

それでも、連れて帰ったのです。

 

世話が大きく負担となる事は想像できましたが、すぐ戻すことより

手がかかるほうへ、自ら選択されたのです。

 

 

猫にとってそれが一番良いのは誰もがわかります

しかし、あなただったら、出来ますか?

 

出来る事ではないですよね・・・・現実問題・・・・

だって、大きな企業のたくさんの人の中で、誰一人として一時保護しておきましょうか?

と言われる人が現れないのです。

里親になってほしいと言っているのではないのです

一時の保護だけです。

それでも

それくらい、保護と言うのは肉体的にも精神的にも金銭的にも大変な事なのです。

そして、次に同じ姉妹2匹メスを手術して、その子も同じく

戻したとしたら、お母さんの例年の行動を見たら、生後6ヶ月になっているわが子を

追い出しにかかるでしょう

それがわかっているだけに、途方にくれました。

 

2匹の保護も体力的にオーバーワークによって、追い込まれている上で

後二匹は、どうしようもない

同じ兄弟としても、保護した時期が違うとなると、別隔離しなければ

ならない・・・

スペースもゲージも時間も体力も無い・・・・

 

 

そんな時、ボランティアのYさんが

「私が預かってあげる。」と名乗り出てくれました。

 

子供達に聞いたら、実は子供同士が同級生で、昨年は同じクラスだった事が

判明ショック

今、気が付いたお二人ママさんですてれ(苦笑)

 

 

もちろん、この2匹も術後様子を見てゴミステーションに返すつもりでした。

が、Yさんも世話をしながら、人懐っこい2匹を寒い中返す事が出来るのだろうか?

と葛藤し、里親探しをしてみようとこちらも大決断*>∀<*

今度は、Yさんが動きます。

 

 

初めTさん一人で頑張っていた事が

Aさんが協力する事で、不特定多数の人が、自分にできる事を

賛同・参加し

今回12匹無事手術終えました。

Tさんは、仕事が無い日も、ネコの為にゴミステーションに通い

世話をしています。

 

 

自分は先頭に立つのは嫌だと誰もが思うことだけれど

それを頑張ってやり遂げたAさんに拍手を送りたいです。

 

 

まだ、4匹に里親さんが見つかったわけではないので

これからも、Aさんは引き続き大変な日々ですが

初めの目標は達成しました。

 

野良猫全員に手術を施し

これ以上増える事無く、地域猫として管理していく事

 

 

みんなの行動で、野良猫たちは殺処分から逃れたのです。

素晴らしい事だと思います。

 

 

いろいろな地域で、勇気ある第一歩を踏み出してくれると

良いなぁと思い、紹介しました。

 

結局、春になりましたが、地域猫として戻すのではなく

家庭猫として歩めるように4匹の子猫達は

保護され生活しています。

幸いなことに、大変人懐っこく、かわいく、良い子たちばかり

 

現在、保護して里親探しをしている子猫は

マコ(ホームステイ中)

ココ(里親探しするか家族会議中)

ハイジ

クララ

ですべて女の子です。

 

猫を迎えたいなぁ~と思われているご家族の方がいらっしゃいましたら

是非、ご検討くださいね。

 

まずは、犬猫里親さがし会に会いに来てくださいねこ

かわいい猫達がお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

<皆様へのお願い>

現在、当会で不足している物資が、下記の内容となっております。

よろしければ、ご協力いただけると助かります。

 

①レボリューション こんな感じ 

②その他は、HPのトップにアマゾンのほしいものリストに随時アップしています。

 

現在、必要数量に達している物

トイレ

シャンプー

 

 

送り先

ひまわり当会事務所

松山市石手白石118番地3 

認定NPO法人えひめイヌ・ネコの会宛

(月・水・金の13:00~17:00時間指定していただけるとスムーズに受け取れます)

 

ひまわり犬猫里親さがし会会場(日曜日14:00~17:00)

 

ひまわり保護猫カフェ「ひめねこ」オープン時間帯(火・木・土・日13:00~17:00)

  松山市東野5丁目930-34

 

 

<ボランティアのご協力のお願い>

皆様のお力をお借りしたいです。

少しの時間、出来る範囲でオッケーですニコニコ

 

1デイホームひがしの跡地の除草作業

敷地を草刈り機でカットや、出来る範囲での草引き

2預かりさん募集

本当は、里親になりたいけれど、将来のことを考えると、飼わないという選択を

している。でも、やっぱり犬猫がいない生活は寂しいと言われるご夫婦とか

一匹くらいなら、お世話できるかなぁとかのご家庭の方

ある程度の年齢の犬猫をご家庭で世話をしてもらうボランティアです。

3犬猫里親さがし会の準備や片付け、犬の送迎等のお手伝い

4各種イベントお手伝い

5会報編集作業・発送作業

6事務所の一般的な清掃

月・水・金(13:00~17:00)の間のご都合の良い時間

事務所の掃除・庭の草ひき・植木カット等

 

メールお待ちしております。

ehimeinuneko@mbr.nifty.com

 

 

 

 

 

里親さがし型

保護猫カフェ「ひめねこ」
火曜・木曜・土曜・日曜 13時~17時のみオープン

 

※保護猫カフェの土・日曜日ボランティア急募!!

土曜日・日曜日にボランティア出来る方を探しています!

 

時 間:13:00~17:00

内 容:猫のトイレと食事の世話、部屋のお掃除、来場者の案内

場 所:保護猫カフェ「ひめねこ」 松山市東野5丁目930-34

 

詳しくは、お会いしてお話ししたいと思います。

メールか電話でご連絡いただけますでしょうか。

 

メール ehimeinuneko@mbr.nifty.com

TEL  089-977-7564 (月・水・金曜日 13時~17時・留守電に入れて下さい)

 

 

<システム>
お一人様・・・
1時間500円の募金をお願い出来ませんでしょうか。
     (キャットフード・猫砂代等に使わせていただきます)

飲食のサービスはしておりません。
すべての猫が里親さがし対象です。
里親ご希望の方はスタッフにお申し出下さい。
詳しくご説明いたします

 

 

 

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