『ゆきちゃんの事』

会報83号掲載のゆきちゃんについてその後を

報告させていただきます。

痛々しい画像も掲示しております。

苦手な方は、ご注意ください。

現状は残念ながら、劇的に症状が良くなったりしておりません。

褥瘡(じょくそう)の状態は相変わらずで

骨と皮だけになっているゆきちゃん

なかなか良くなってきません。

褥瘡(じょくそう)とは・・・一般的には床ずれとして言われています。

しかし、こんなに細っこいゆきちゃんですが

物凄い食欲なのです。

肉が付きますようにと、鶏肉や牛肉を炊いて混ぜたりして

栄養が付くように頑張っています。

すごい勢いで完食します

カリカリや缶詰だけでも、もちろん食べますが

何か炊いて混ぜると、より喜ぶので

以前は、手作り食を食べていた子かもしれません。

毎日の、この壮絶な食欲を見る度

ゆきちゃんは、こんな体になっていても

「生きる」「生きたい」と言う気持ちが強い子なんだと感じます。

薄いフィルムのようなテープをを貼ります。

ムレるほうが傷の治りは早いと獣医さんで言われました。

実は、こんな体ですが、血液検査はすべて合格

フィラリアも陰性でした。

つまり、きちんと健康管理・予防をされて飼われていた犬と言うことになります。

獣医さんの判断で15歳前後と言う事ですが

正確な年齢はもちろんわかりません。

事故等にあったわけではなく、長い間寝たきりで

こういう体になったのでしょうとのこと

もしも、それが真実なら

寝たきりの犬が、河川敷に移動出来るわけはないので

飼い主が、自らここに連れて来て捨てたと言うことになります。

長年共に暮らした愛犬が高齢で介護生活となり

初めは世話をしたものの

だんだんときつくなり、河川敷に捨てたのでしょうか？

捨てる事=殺す事

と言うのは当然わかっていたでしょう

こんな体です

数日持たなかったと思います。

どうしても駄目なら、こんな苦しく・寂しい思いをさせながら

殺すより

飼い主の腕の中で苦痛を与えず、眠るように旅立たせるくらいの

最後の愛情はなかったのでしょうか？

安楽死をけしてお勧めしませんが

時と場合によっては、愛情ゆえに安楽死を選択する事もあるかと思います。

もちろん、真実は、わかりません。

勝手な想像にすぎません

今は、こんな姿になっていますが、ゆきちゃんは、毎日生きようと

頑張って食べているのです。

長年暮らした家でない事はわかっているでしょう

ゆきちゃんは、どんな気持ちで、闘っているのでしょうか

現在は、寝たきりで、歩くことも出来ません。

毎日の食欲は素晴らしいのですが、体重はまったく増えていません。

大食いですが、ウンチも良いうんちを出し

下痢にもなりません。

なんとか、栄養を吸収してお肉が付いてくれれば、もう少し改善されるのになぁ～

と思っています。

低反発マットを敷いていますが、寝たきりなので、なかなか

床ずれは良くならず、向きを変えるときは、「キュン」と泣きます。

痛いんだと思います。

喉が渇いた時も「キュンキュン」と泣き訴えます。

そして、シリンジで直接水を飲ませると

クピクピ美味しそうに飲みます。

こういう状態なので、病院に行っても、やることは毎回同じ

床擦れの個所を洗浄し、ワセリンを塗り

そして点滴をして終了

とにかく、ゆきちゃんに必要なのは、お肉が付いて、体力が回復する事です。

保護した会員も毎日の介護は正直大変なのです。

(ゆきちゃんだけではありません。他の犬猫もいます。)

ゆきちゃんが、痛さで苦痛の日々なら安楽死も考えました。

しかし、癌のような痛みではない

確かに、無痛ではありません。

骨と皮だけの体に、床ずれは痛いに違いありません。

ゆきちゃんが我慢強いだけで、人ならもっと苦痛を訴えるでしょう

しかし、ご飯の時間を楽しみにし、猛烈な食べっぷりの間は

一緒に頑張ろうと思っています。

保護すると言うことは、命と向き合うと言うことだから・・・・

そして、もしも、食べることも出来なくなり

苦痛だけが残るのなら、辛くとも安楽死も選択肢に入れる事も

考えなければならないのかもしれません。

ゆきちゃんが辛すぎるのならと覚悟はしております。

まだ、現状としては前進していませんが

ペットシーツや薄いフィルムのカットバン(?)

等で応援していただけると嬉しいです

当会は、保護施設がなく、犬猫たちはそれぞれ保護した

会員が自宅で世話をしています。

なので、ゆきちゃんに会いに行きたいと言われる方は

会員の家に行っていただく形となります。

仕事を持っておりますので、いつでも対応は困難ですが

火or水だと比較的時間を合わせることが出来やすいと思います。

ご連絡いただければ

都合をつけます

多くの方々に、ご心配いただきましてありがとうございます。

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