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こんにちは!
お母さんがお子さんを連れてきて、子供を診る機会がよくあります。
今回はこどもの臨床について一例紹介します^^
8歳男子、お母さんに連れてきてもらって来院。
歩く時などに右足(パテラ直上あたり)に痛みあり。
また、現在空手を習っており、上段回し蹴りの時にも右足の同じところが痛いとのこと。
触察では、右パテラ直上の大腿直筋が明らかに緊張しており、押圧しても左に対して指が入りません。
この緊張に対し、拮抗するハムストリングスは弱化しており、筋力テストでも左より力が入らず。
ハムストリングスは廃用にて硬くなってきますので、触ってもやはり柔軟性がなく、押さえるとくすぐったいようで笑っていました。
硬いと痛みが出ることが多いですが、くすぐったいのも緊張のサインです。
子供は元々くすぐったがりではありますが、硬い筋肉はよりくすぐったく感じます。
SLRをみても、左80°、右60°と、差がありましたし、背臥位をとっても右ひざは軽く曲がっていて、左は膝窩部がベッドにペタッとついているのに対し、右は1横指ほど浮いていました。
そしてこの崩れた筋バランスの原因をエネルギーアプローチにて評価すると、膀胱に反応を感じました。
膀胱と関連する前脛骨筋は弱化しており、その拮抗する下腿三頭筋は過緊張になっていました。
膀胱の影響により、下腿から筋バランスの崩れが起きて、大腿部の筋バランスが崩れたのです。
ちなみに膀胱のことを伝えると、お母さんが「そういえば、おしっこの回数が少ないです」とおっしゃっていました。
頻尿で回数が多いのも、膀胱炎的に回数が少ないのも、膀胱機能が良くない状態です。
また、膀胱機能が落ちると捻挫をしやすくなりますが、やはり何度かやっているとのこと。
しかも「いつも右側がなるよ」と本人も言っていました。
というわけでIOTにて膀胱の調整。
参照リンク:内臓調整アプローチ!「IOT(インターナル・オーガン・テクニック)」
これにより前脛骨筋が強くなり、ガストロもやわらかく。
そして大腿部の筋バランスも良くなり、ハムストリングスが強くなるとともにSLRも増大。
膝窩部もベッドとの隙間がなくなりました。
これによって緊張していたクアドも柔らかくなり、パテラ直上部も指が入るように。
もう一度上段回し蹴りをやってもらうと、痛みも再現されませんでした。
また、お母さん曰く、立位ではいつも右ひざが曲がって左ひざの前のほうにくるそうですが、
↑こんな感じ(画像は左が前になってますが…)
確認したらまっすぐになっていてビックリしました!とのことです。
とりあえずIOTの膀胱セルフケアを一日一回やるよう指導。
あと冷たいものもガブガブ飲むそうなので、少し控えるように伝えました。
冷たいものの飲みすぎは膀胱に負担をかけるので要注意です。
捻挫する子供が多いのもこのせいではないかと思います。
基本的に子供は回復力が高いので、ちょっとアプローチしたらすぐよくなることが多いです(笑)
上記の、問診・評価、アプローチ、生活指導の過程も、10分弱で終了しました。
また、今回の症例では、筋バランスの話や内臓の調整の話が出てきましたが、これらのデモ動画も無料メルマガで見ることができます。
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