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こんにちは!
40代男性、右肩に凝ったような痛みがあるとのこと(VAS7/10)。
痛みを訴える部位は肩甲骨の内側、上角あたりですが、周囲の筋を触っても緊張・圧痛が認められませんでした。
このパターンだと、以前あげた前鋸筋由来が考えられますね。
参照リンク:内臓由来の肩甲骨付近の痛み
肩の可動域を評価してみると、なんと右側は屈曲・外転ともに120°弱ほどしか上がりませんでした。
本人いわく、以前から右は上がらないとのこと。
それ以上無理にあげようとすると、顔をしかめながらゆっくりと上げていく感じでしか上がらず、かなり強い痛みを伴うとの訴え。
硬いゴムを伸ばすようにギシギシと肩を動かしていく感じで、唸り声をあげながらどうにか上げていました。
右は肩甲骨の動きが悪く、これが肩の可動域を制限していることが考えられます。
今回は前鋸筋の機能を促通し、肩甲骨の動きを取り戻すことが、動き及び痛みの改善のカギとなります。
そこで原因となっている部分をエネルギーアプローチにて評価。
すると舌骨に反応がありました。
舌骨は肩甲舌骨筋にて肩甲骨と繋がっており、舌骨の変位は肩甲骨周りに影響を及ぼします。
↑肩甲舌骨筋
舌骨の変位を調整すると、肩甲骨のアライメントもよくなり、前鋸筋の弱化が改善。
再度肩を上げてもらうと、なんとすんなり180°まで上がるようになり、お互いに驚きました(笑)
これにより、もちろん肩の痛みもなくなり、「すごく軽いです!」と感動されていました^^
患部の状態把握、そしてその原因をきっちり見つけ出すということができれば、症状は良くなります。
その原因を見つけ出すという点で、エネルギーアプローチは非常に有効です。
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