沖縄視察で感じたこと。 | 蔵番長のつれづれ日記。

蔵番長のつれづれ日記。

倉庫会社に勤務し、「モノ」の動きで世の中の動きを感じながら、

つれづれに。

木曜金曜で沖縄に施設研修に行きました。

那覇空港でANAが取り組んでいる「ハブアンドスポーク構想」の現場と特区を視察するものでした。




日程は少し強硬で

木曜

2230那覇空港着→2500-2700貨物ターミナル視察

金曜

午前は自由行動(首里城に行きました)

1200-1730特区、コンテナターミナルなど視察

1930那覇空港発

です。




沖縄は特区が多く、経済特区、金融特区、IT特区と3つあり、国際物流特区も提言して行くという特区ベースの経済政策。

特区は簡単にいうと税制の優遇。

しかし、沖縄県庁の方とのお話しを聞くにつれて、本来の目的は何なんだろう?と考えていました。




経済の活性化は当然です。

しかし、真の目的は「35才未満の失業率の改善」ではないかと。

全国平均が7%であるのに対し、沖縄は14%




懇親会で観光商工部の方にそのまま質問しましたところ、

「その通りです、同じ内容を知事が言明しています」と。




つまり、

特区を制定する→企業を誘致する→特に若年層の雇用を創出する→可処分所得増加→県内消費増加→経済活性化というストーリーがあるんだと思います。




でも、最後に見学した那覇国際コンテナターミナルでの説明を聞いて一つの疑問が。

航空貨物の積極的な姿勢とは正反対で貨物の集荷に大変苦労している。しかも65%は米軍関連の貨物であるという。




航空貨物はハブアンドスポークだから、那覇は中継機能を果たす意味ではアジア圏内の中心に位置しているので機能的。しかし、海上貨物は周辺の外国港との競争力は圧倒的に弱い。

なぜか?



沖縄県内に絶対的な消費力が無いから貨物がストックされないんではないか。




で思ったこと。

「観光」にフォーカスすべき。




①特区を3つ掲げているけども、全方位的に何でもやるというのはどうなんだろうか?

②税制を優遇すれば本当の経済の活性化は果たされるのだろうか?

③しかも果たして企業誘致はそこまで効果が出るのか?

④すべての特区をあれだけの面積の中で取り組むことが本当に効果的で効率的なのか?




仮に失業率を改善させることが本来の目的であるとするならば、素晴らしい気候と自然とアジアからの観光客が多いという立地の優位性を高めるべく観光事業に集中投下すべきではないだろうか?




懇親会で同業の大手物流会社の社長とお話しする機会があり、自分の意見を述べさせて頂き、質問してみると同じ意見をお持ちでした。

しかもカジノの誘致についても同じ意見。




例えばカジノなどのサービス産業を作る→観光事業に特化したインフラ整備をする→物資が必要になり物流が活性化→インフラを整備する必要が出る。

だから企業が来る。



税制優遇の特区で企業誘致をするよりも観光客を集客させる特区を作り、

その結果で企業がやってくる。




沖縄にはそれが出来るような気がします。




沖縄二回目だからこそ、これだけ勝手に意見が出ると思うと同時に、遠くの沖縄より近くのグアムなんて言われている印象しかなかったけども、

沖縄には魅力が沢山あるからこそ、日本初の観光特区モデルを作って欲しいと思いました。




同年代の観光商工部の方とも親しくなり、

「また来て下さい!今度は観光地などご案内しますので!」

ととてもあたたかい言葉を頂きました。




とても有意義のある貴重な経験が出来た研修でした。



おわり