栃木です。足利ですよお嬢さん(`・ω・´)
本日はやっくるの企画でココファームワイナリーでのんびりとワインをY(`・ω・´)Y
 
こちらは足利駅付近から車で10~20分程度行った山にあります。
恐らく世界で一番丁寧に作られているワイナリーです。
 
その理由は、このワイナリーの生い立ち。
1950年に勉強が苦手な子たちに
どうにか生きていく力を持たせないといけないと、
担任が山を買って、彼らに開墾を進めさせて、
色々なことができるようになってほしいという、
訓練の場がここのスタート。
日本で最初の特別支援学級と言われている。
 
植えるのは果物にしよう、というのは最初から決めていたそうだが、
(作ったものを食べる、成果を実感できるものがいい)
ブドウにしたのは、1年中何かの作業がある作物だからで、
さらに、加工して出荷することができるという、
何もかも、手がかかるものを選んでいった結果がブドウで、
よって、めっちゃ手間暇をかけた作業を丁寧にやっている。
詳細は後程(`・ω・´)
 
とりあえず、サムネ的にワインの樽置いておきますね。

 
 
足利に向かっていく電車。あいにくの雨ですが空いててよかろう(´・ω・`)
 
 
 
足利へ到着。
 
天気が良ければ、レンタサイクルもいいかもしれない(`・ω・´)
 
タクシーで向かう途中、日本で最古の学校と言われる足利学校を通過。後に戻ることになる。
 
で、到着。
バスもあるそうだが、本数が少なく、また降りてからしばらく歩くことに(´・ω・`)
 
目の前がもうブドウ畑。
 
ここみ学園のブドウ畑はここだけではなく、
隣の山にもあるそうで、最近は生産量が増えているので、
日本各地、北海道、長野、あちこちの農家に協力してもらって、
ブドウを作って送ってもらっているそうです。
 
マップはこんな感じ。
 
説明会的なものに500円で参加できます。
参加者の印のバッチ。
 
こちらの機械に収穫したブドウをボーンとぶち込んで、
実を、1つ1つ選別して、傷んでるものを捨てていく。
選果と呼ばれるこの作業は手間がかかるので、
高いワインだけしか行わないか、
やってもそこまで丁寧にやらない、
というワイナリーも多いそうで、
全てのブドウに対して丁寧にやっているのはココファームくらいだとのこと。
 
大型の機械を導入している欧米のワイナリーは、
収穫機にタンクが搭載されていて、
1000円以下のワインなんかは、収穫してそのまま、
葉っぱや毛虫もそのままに発酵作業に入ったりするらしい。
 
そしてこちらの機械に入れて、茎と身を分ける。
除梗 (じょこう)と呼ばれるこの作業も、ワインによっては手でやるらしい。
 
で、赤ワインはここで終わり(皮も一緒に発酵させるので)
 
白ワインはこの機械にブドウを突っ込んで、
中の風船を膨らませて実を潰してジュースだけを抽出する。
 
赤ワインの方がポリフェノールが多いといわれているのは、
ポリフェノールは皮に含まれているから。
(鳥対策等で苦みを出して防衛している機能の成分)
 
だけどココファームで一番ポリフェノールの多いのは白ワイン。
それは白ワイン用の白いブドウを赤ワインと同じ皮ごと発酵するワインを作ってるから。
(オレンジワインと呼んでいるが、分類上は白になる)
それが甲州F.O.Sというワイン。
 
 
発酵させるタンクがこちら。
右のボコボコのヤツは下が大きく開くので、赤ワインはこれで。
他のも中はボコボコしてるそうだが、皮とかを取り出す作業用の口があるかが違いだそうだ。
 
ちなみに、ボコボコの隙間は水が流せる構造になっていて、
発酵で高温になりすぎないように調節できるようになっているとのこと。
 
上から見るとこんな感じ。
 
ここで瓶詰めが行われる。
検品係の人が特殊能力を持っていて、
不純物と言えばコルクのわずかな欠片くらいしか入らないらしいが、
それを白はもちろん赤でも見抜いて検品しているそうで、
説明のお兄さんは「僕なんか見ても全然わかんない」とのこと。
 
この洞窟でワインが寝かされている。
 
そういえば、スパークリングワインを最初に作ったのが
盲目の修道士、ドンペリニヨンというお話は有名と思いますが、
結構みんな知らない(´・ω・`)オレモシラン
 
ここで、樽のその呼吸によって蒸発していったワイン(その部分を天使のわけまえと言う)
を埋めたりなんなりしているとのこと。
 
 
そして、お次がスパークリングワインについて。
途中に山羊がいるのだが、
大型種のやっくるが近づくとメ~メ~と反応しますY(´・ω・`)Yウソウソ
 
こちらがスパークリングの作業場。
 
ここでは、シャンパーニュと同じ、瓶内二次発酵で作っている。
スパークリングとシャンパーニュの違いは、
読者のお嬢さん方はご存知と思いますが、
泡は全てスパークリングワインで、
シャンパーニュ地方で、限られたブドウ、土地で、
定められた製法で作られたものだけがシャンパーニュ。
 
その面倒な製造工程も、
「作業を一つ増やすことができる」という、
普通とは逆の理由で採用しているのがこちらのワイナリー。
 
瓶内二次発酵をさせると、おり、澱ができる。
それを、瓶を斜めさかさまにして、一日何回か、45度ずつ回していって、
100日くらいたつと、コルクに澱がたまっていく。
 
それを、口の部分だけ澱も一緒に瞬間冷凍して抜栓して澱を除去して、
再度不足分のワインを詰めてコルクを詰める、
という、面倒な手順を踏んでようやく出来上がり。
 
 
スパークリングのコルクがしたが膨れたキノコ型になっているのは、
内部からの圧力によるものだそうで、
ただ瓶に突っ込んでおいただけだと、この左のやつのように、
下側が広がったりはしないんだそうだ。
 
 
こちらが特設ワインカフェゾーン。
 
 
 
 
飲み比べセット(`・ω・´)
 
 
 
この6種類で1000円はお得なのでは。
 
ここで育てているブドウは、
マスカットベリーA
タナ
プティ・マンサン
ピノノワールが代表的な感じだったかな?
日本の気候にあう品種を探してきて育てているんだそうだ。
 
 
 
 
北ののぼ。瓶内二次発酵で、シャンパーニュを彷彿とさせる仕上がり。
 
 
タナロゼ。意外とタンニン。
 
 
陽はまたのぼる。タナ種。酸味系。
 
 
プティ・マンサン。酸味系の白。好み。
 
 
こころみノートン。どっしりさっぱり系
 
 
こころみシリーズ 第二楽章。すごく丁寧に作ったマスカットベリーAの味がする。
 
 
 
生ハムとか、
 
クレソン(バルサミコ系ドレッシング)
 
チーズ盛り合わせ。
大半が国産だとわかるマイルドで柔らかい印象。
 
ソーセージ盛り。間違いないヤツです。
 
ビーフシチュー的なやつ。
これが、人生で食べたビーフシチューの中で一番うまいレベルの逸品。
 
 
なんだろうな、いいワインを使って煮てるのかなぁ。
甘さ、しょっぱさ、酸味のバランスがとても見事だった。
 
シルバー類は木製でかわいい。
 
さて、ブドウ畑を見ながら、常設のカフェに移動。
 
 
入口。
 
どれを買って帰ろうか迷ってしまう。
 
とりあえず、洞爺湖サミットに出たという風のルージュを買っておいた。
そして、このベルジュ風葡萄酢。
 
試飲もやっていたんだけど、
これがめちゃくちゃ美味しい。
 
ブドウの実を間引きした際の、本来は捨てる部分を、
はちみつとかと合わせて酢にしたもので、
水で2,3倍程度に割って飲むと、
夏に帰宅したときに一気飲みしたくなるような、
さわやかスッキリなドリンクの出来上がり(`・ω・´)
 
で、ココ・ファーム・カフェ。
 
 
 
 
 
色々なメニューがあって迷ってしまうが、
僕は、そういえばここの最低価格を試してみようかなと、
農家ロッソ。
 
やっくるは、先ほどの説明で、
白ワイン用のブドウを赤ワインの製法で作った、
オレンジワインと呼ばれる、
甲州F.O.S
 
 
農家ロッソ、優しい仕上がりで和食系によく合うんじゃないか。
好みというわけではないが、食中酒としていいワインだと思う。
グラスで490円なら全然お得。
 
甲州F.O.Sは、これは香りも味も白ワインと言っていいと思う。
栄養素的には赤なんだと思うと、これはこれで一つの形(`・ω・´)
 
パンとエシレバター
 
バターフワフワ。
 
そして、カレー。
 
いいカレーだ。
3杯くらい食べたくなる。パンにもぴったり(`・ω・´)ビミッ!!!!
 
 
 
農家ロッソをひたすら飲む私だよ(`・ω・´)フフフ
 
 
そんな感じで、雨だけど賑わっていたこちらのカフェゾーン。
雨でテラス席が半分くらい使用不能だったから、
もう少し入るのかな。
それにしても、ホールの人数が多すぎるような気が(´・ω・`)
 

ココ ファームカフェカフェ / 足利)
昼総合点★★★★ 4.0