こんにちは。板橋妙齢会会長のえがりん@暴飲暴食です。とり

大山の半年くらいでお店が入れ替わってしまうマックの裏路地のお店に、
今回(も)ラーメン屋さんが入って、さてさてと様子をみていたのだけど、
なんだかとても評判がよいので行ってみなければと。

それがこちら、宮本商店

最近は仕事(場所)の関係で大山で飲むことも少なくなってしまい、
最後にラーメンを食べて帰るということもなくなってしまったのだが、
まあ、行かなくちゃね。行っちゃお、歌っちゃちゃお、である。


さてさて、もちろん飲んだくれのお嬢さんにご紹介するにあたって、
直前に晩杯屋で1杯と2品(計620円)で軽くやって、
正しい(?)使い方である「飲んだ後にどうなのか」を試してみる。
(今後、再訪時には泥酔なんだろうけど)

博多とんこつはだいたい量も替え玉ありきの量なので、
オヤツ程度だし、飲んだ後に丁度よかったりする。
ここは、立地の関係もあるけど。


そういえば、博多とんこつ問題として、、
本場の人であっても「これが本場」と言う店が人によって違う。
本場にも色々な味があって、その人が好きだった本場の店の味に近い、
というのが正しい表現なんだろうなぁと思っている。

「これが本場」と言われた店の解釈としては、
本場にもある味で、かつ美味しいと感じている人がいる味。
ということで、本場だろうがなんだろうが美味しければ何でもいいんだが、
とりあえず、美味しいのだろうという推測ができる(・ω・`)タブンウマイ

ちなみに、ある友人もここは本場の味と言っていた。

そして、博多生まれの板橋妙例会メンバーも同じ反応であり、
本場の「屋台」の味ということである。

本場の屋台は、旅行客が食べる店であって地元民は食わない。
なので、関東の人が博多で食べた味、には違いないが、
現地人が日常的に食べている味かというと、たぶん違うと考えられる。



さて、僕はノーマルなラーメン、650円。

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麺は博多から直送の小麦の香りがするヤツだそうです。
確かに、小麦を楽しめる麺だと思う。まあ、ちゃんとした麺だね。
スープは、不健康な僕としてはもう少ししょっぱくてもいいかな。
 

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ちなみに、特製はノリと卵とチャーシュー増量?で850円。
替え玉(130円)ありきで考えると、ノーマルなラーメンが、
価格的には許せる範囲というところだろうか。

繁華街には替え玉無料の店も多いけど、
あれはやはり一定の回転が見込める立地だからできるんだろうな。

卓上調味料

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紅しょうが、高菜等々、よく見るヤツがちゃんといる。
ここのスープは、胡椒がよく合うようだ。

そして、宮本商店のこだわり(カメラの性能の限界。読めるかな・・)

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(読めなそうだから頑張って書き写した)
・麺
 福岡より直送した小麦の香りを感じる極細麺
・スープ
 丸一日じっくり炊き上げ豚骨本来のもつまろやかな旨み甘さを引き出したスープ
・ネギ
 冷えた体を温め疲労回復に効果のある栄養豊富な博多ネギ


あと、麺の固さは以下から選択する。
・生
・はりがね
・ばりかた
・かた
・通常
・やわ

僕はとりあえず かた にしたけど、
他の店よりはやわらかかったかな。
まあ、この店だと選択肢を並べると、
カタ でもやわらか寄りだし、そうなるか。

さて、
僕は単純に"早く出てくるから"という理由で固め寄りを注文するんだが、
このお店の情熱を甘く見ていた。

というか、ここはラーメン屋らしからぬ高度な接客技術を持っている。
それは、ホスピタリティと呼ばれたり、思いやりと呼ばれたりするんだが、

同一グループの注文は、固さに関係なく同時に提供してくれる。
同一グループの注文は、固さに関係なく同時に提供してくれる。

多くのラーメン屋は、そう書いている店も多いが、
だいたいが、入店や注文の順番よりも、固さによって提供の順番が変わる。

「職人たる俺様がうまいもの作ってやるんだから黙ってさっさと食え」
という偉そうな態度全開のスタイルの店が多くてそういうものだとみんな思ってる。
俺も感覚がマヒしてしまっていて、それが当然だと思っていた。
この手の気の利いたお店に出会うと、とたんにおぉ!となる。

麺を同時に茹で始める、茹で時間が短いものから出していく、
客としても、まあ茹で始めが同時なんだから、
どうあがいても提供されるまでかかる時間はかわらない。

そしてここの、
同じグループのお客さんは同時に出してあげようという心づかいである。

驚いた。衝撃的だった。
いままで毒されていたことに気付いた。

確かに、ここのマスターは前述の偉そうなタイプのラーメン屋とは逆で、
「きてくれてありがとう、頑張って作るよ、よかったらまたきてね」
というスタイルで、見ているとラーメンも美味しくなる笑顔であるよ。


基本的に、味がよければ他は気にしない派なんだけど、
ここのマスターは気持ちがよかった。マスターポイントでぐっと好印象になる。


そして、では別グループが連続で入って、
先の人が やわ で、後の人が ばりかた だったらどう対応するのか。
見てないからわからないが、
「茹で時間の関係であちらを先に出しますね、すいません」
という感じでわざわざ一言、断りを入れてきそうな雰囲気ではある。


さて、メニュー写真

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ラーメン屋は意外に写真や説明なしで、
ノーヒントのまま、「特製」がオススメ!とか言ってきて、1000円だったりする。

内容がノーヒントなのに特製を買えというのか!?というシチュエーションが多いが、
ここは良心的で、これ以外にもほぼすべて写真があるので安心できる。
マスターの「ぜひ、ご参考にして選んでくださいね」という声が聞こえてくるようだ。


特製とか全盛りとかスペシャル、なラーメンって、
初回には食べない方がいいと思っていて、

理由としては、好みでなかったら最悪で、具も含めて大量にあるので拷問になる。
そして、2度とこないと決意したところで1000円程度の出費となる。
イラッとするでしょ(゚⊿゚)

で、初回は基本のラーメンを食べる派であれば、
それがうまければ次回にアレンジ系に手を出してもいいし、
気に入らなければ再訪しなければよい。それで、出費は700円程度で済む。

うまければリピートするんだし、初回から冒険する必要はないと思っている。



券売機

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外観(ほぼノーヒント)

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席数が10もない程度の規模だからこそできるスタイルなのかもしれないけど、
同じくらいの規模でも全然ダメな店も多いし、一気にこのお店好きになった。


そういえば、「~商店」という名前だけど、
池袋とか町田とかにある、やたらとうるさい店とは関係ないよ。
あっちは家系だし、うるさい=元気、と思いこんでる非常に残念な系列。

そういえば、晩杯屋付近のメインの通りにできたgatton?は数カ月で撤退したっぽいね。
オープンイベントではあんなに入っていたのに・・・・
確かに、再訪する気にはならなかったし・・・・
池袋はまだやってるみたいだけど、どうなんだろな。
そして、その向かいに新たに油そばの店ができていたんだが、
オープンしましたよーという呼びかけもむなしく空いているという・・

激戦区の無名新店は、とにかくまず1度食べてもらうのが大事だし、
最初に安くしてとにかく食べてもらって味を知ってもらうのもいいと思う。

前述の店のように
正規料金になってまで食べたいか、というと、
うーん・・・と思わせてしまってはいけないわけだが。



ここは、まあ大山の飲んだくれならチェックしている場所だろうし、
あとはリピートがどれくらいあるか、というところだろうか。
意外と客層も悪くないので、大山の帰りにはここは鉄板になりそう。
(深夜じゃなかったからかなぁ)

美味しいし、接客がよいので、長くやっていくんじゃないかな(・ω・`)ガンバレ!!
 

宮本商店ラーメン / 大山駅板橋区役所前駅

夜総合点★★★☆☆ 3.8